山頂に秋風立てば


お盆も過ぎると、焼石岳の山頂付近はさすがに寂しくなってきます。

南本内岳から経塚山方面を望む。
1993/08/23

この時期、目に付くのは、リンドウ類やコバギボウシなど紫系の花ばかりですが、
足元をよく注意して見ると、タカネセンブリがいっぱいあることに気付きます。
かつてこの花は焼石岳特産とみなされ、ヤケイシセンブリと呼ばれた時代もありましたが、
現在ではタカネセンブリに含められています。
それでも、他の山では滅多にお目にかかれない花なので、しっかり見ておきましょう。

エゾリンドウ Gentiana triflora var. japonica  (エゾオヤマノリンドウの可能性もあります。)
1991/09/01
ミヤマリンドウ Gentiana nipponica 
ミヤマキンバイの葉はもう赤くなってきた
1993/08/24
タカネセンブリ Frasera tetrapetala ssp. micrantha (中央と右)は
高山植物には珍しく二年草。
青い花はミヤマリンドウ 1993/08/24
トモエシオガマ Pedicularis respinata var. caespitosa
上の白花はウメバチソウ Parnassia palustris
1993/08/24
両方とも山麓から山頂まで広く分布してます。

コバギボウシは中腹でも豊富ですが、
南本内岳山頂直下の群生は特ににお見事。まるで絵葉書を見てるようです。

8月のコバギボウシ Hosta albo-marginata 群生。
右のピラミッド型の山は三界山。左手、遠くに鳥海山も見える。
1993/08/24
本写真は拙著「モウズイカのガーデニング狂時代」の118頁でも使用してます。

こではキンコウカや他の花も負けていません。

キンコウカ Narthecium asiaticum の群落。
オニシオガマやイワショウブ Tofieldia japonica (白)も混じっている。
1993/08/24

南本内岳と焼石岳の間にけっこう大きな沼を見つけました。
しかし地図には名前がありません。

南本内岳山頂近くの沼。背景の山は西焼石岳。
1993/08/24
三界山のアップ。
1991/09/01

次は中腹の森をまた訪ねてみましょう。


次は「森の愉しみ2/晩夏編」です。
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