2013年ロンリーハーツ植物紀行
今年(2013年)は見ないだろうと思っていた野花5/盛夏の下界編

秋田に限らず、日本全国そうだろうが、真夏の低地では咲く花が極端に少なくなる。
草丈が高くなり、葉が旺盛に繁っているため、相対的に目立たなくなってしまうせいもあるが、咲くものは咲いてる。
今頃の季節、低山で最も良く目立つ花はヤマユリではなかろうか。カサブランカなど華麗な園芸ユリの素になったと聞くが、原種でも十分豪華だ。
ヤマユリ
8月上旬。田沢湖高原入口付近にて。背景は田沢湖。
オオウバユリは
湿った林の下や山あいの道路端などでよく見かけるのだが、今まで写真に撮ることは少なかった。
その花姿は何やらジョージ秋山のデロリンマンや映画エイリアンを連想させ、当初は薄気味悪く感じたものだったが、
最近は庭に呼びたい花のひとつになっている。ただし庭が広くて樹木が繁っていたらの話。
オオウバユリ。8月上旬。田沢湖付近で。
オオウバユリ ヤブカンゾウ

ヤブカンゾウは下界の人臭い道端でよく見かける花。
花色と破れかぶれな咲き方は見るからに鬱陶しいものの、田園風景をバックに咲いてる姿は感動的だ。
8月上旬、森吉山の帰りに五城目町で出遭ったヤブカン。
周りの草は刈られていたので、たぶん意図的に残されたものだろう。

ヤブカンが終われば、同じような場所ではナツズイセンやキツネノカミソリが咲いて・・・あぅぅぅ(つдi) 夏も終わり。

真夏の暑さは樹木にとっても酷な季節。県外だが、青森県深浦町で暑さに負けず咲く素晴らしい花木を見た。
モクゲンジ
ムクロジ科の落葉高木。秋田ではまれに庭木として使われているが、野生を見たのはこの地・青森県深浦が初めて。
この群生地以外に、近くの集落の庭先でも何本か見かけた。

真夏の草原に咲く小さな草も少し。
オオナンバンギセル。8月中旬、男鹿市某所にて。

こちらは一見、在来種のようだが、帰化植物。
生育地は秋田では一箇所しか知らない。抜群の透視効果。
キバナノマツバニンジン。8月中旬、男鹿市某所にて。
フウロソウの仲間は、
秋田の高山ではハクサンフウロ、それより低いところではゲンノショウコだが、もう一種有った。
ツルボも混じっている。
8月中旬、男鹿市某所にて。
オガフウロ

フシグロセンノウは秋田にはほとんど分布しない。当然、今年は見られないだろうと思っていたのだが、
お盆休みに信州(白馬村)を訪ねたら、林の中にいっぱい咲いていた。今年も見られてよかった。
フシグロセンノウ。8月中旬、長野県白馬村にて。
白馬村は低いところでも標高700mに達するが、
北アルプスの稜線から見たら、下界も同然なので本頁で扱うことにした。近くの林の下にはオタカラコウも有った。
オタカラコウ
この花も秋田では見かけない。かつて山形の月山中腹で一度見たきりだ。何て威厳のある草姿なんだろう。
以前から庭に呼びたい花のひとつだが、庭が広くて樹木が繁っていて、水辺があったらの話。

サワギキョウ
サワギキョウ。8月下旬、湯沢市の某湿原にて。
サワギキョウ。8月中旬、長野県白馬村にて。 オミナエシ。 8月下旬、男鹿市某所にて。
野生のオミナエシは昔に較べると少なくなった。
いわゆる草原が少なくなったから、当然か。草原に執着しないオトコエシは増加傾向にある。

キツネノカミソリは一部、青森にもあるが、実質的には秋田が分布の北限のようだ。
花は他のリコリス類と較べると、ややだらしなくあまり綺麗とは思わないが、夏の終わり、秋の訪れを感じさせてくれる花。
キツネノカミソリ。 8月下旬、にかほ市象潟にて。

ママコナの草姿は雑だが、野草としては綺麗な部類かと思う。
ハマウツボ科、半帰省じやない半寄生植物。
ママコナ。 8月下旬、湯沢市の里山にて。


次(秋)行くよ〜
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(本頁は2014年1月18日にアップしました。)