2019年ロンリーハーツ植物紀行
4月23日、八塩山にイワウチワの洪水を見た。

4月22日、私には珍しく家内と本荘公園で花見をしているが、翌23日も同じく本荘、今度は八塩山(713m)に単独で登っている。
八塩山には秋に行くことが多く、春は昨年5月に一回行ったきり(記録はこちら)だったが、
今回は或る方からイワウチワがみごとで今が見頃との情報があったので急遽行くことにした。

八塩ダム湖から八塩山を望む。

雪崩箇所

登山口から歩き出してすぐ、雪崩現場に遭遇した。
登山道も埋まって巨大な倒木もあり、一瞬ひるんでしまったが、折角来たのに勿体ないとテキトーに歩いていたら、登山道に再会。
その後は問題なく歩くことが出来た(今の時期の八塩山のイワウチワがあまり知られていないのは雪崩のせいで近づきにくいからだろうか)。

雪崩箇所に咲いていた
濃色キクザキイチゲ。
登山道と再会し、ひと安心。

イワナシ Epigaea asiatica

ほどなく鳥居長根コースと風ぴらコースの分岐点に差し掛かる。
今回はメジャーな風ぴらコースはまだ雪に埋もれているので、敢えて急こう配の鳥居長根コースを進む。


イワウチワは分岐点手前からちらほらと咲いていたが、
鳥居長根コースに入った途端、やっ( ̄π ̄;ヤバいと口走ってしまったほどの咲きようだった。

ここのイワウチワは厳密には
オオイワウチワ Shortia uniflora


鳥居長根コースの登り。
稜線には雪は無く、両側はイワウチワでびっしりだった。
オオイワウチワ Shortia uniflora の群生。

今回、花の密度が最も高かったポイント。
逆光で花の色が飛んでしまったのは残念。


濃いピンクの株。

稜線を登り詰めたら、イワウチワロードは終わり、
山頂台地は雪でびっしり覆われていた。
山頂台地上に東屋が見える。

いつも気になる枯木 ブナの梢

山頂展望地から鳥海山。


鳥海山は黄砂の影響で霞みつつも白く大きく聳えていた。

山頂台地のブナ林

ブナの根開き 山頂台地のブナ林


今回の八塩山は残雪が多く、咲いていたのはオオイワウチワとイワナシ、キクザキイチゲの三種のみだった。
山を下りてから、家に帰るまでの間、途中の出羽丘陵で見かけた花たちを。

ルリソウ Omphalodes krameri

ルリソウ Omphalodes krameri オオバキスミレ Viola brevistipulata


冒頭で申し上げた花見の模様を少しだけ。
4月22日、本荘公園。



次(白神山麓)へ行く。
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(本頁は2019年6月7日にアップしました。)