2018年ロンリーハーツ植物紀行
7月27日、焼石岳(4.東焼石岳のお花畑)

(本頁は「7月27日、焼石岳(3.秋田斜面のお花畑)」の続きです。)

姥石平から東焼石岳南西面にかけては、この山域で最大のお花畑が広がっている。
六月上〜中旬、ハクサンイチゲが咲く頃は実にみごとだ(こちら)。それを目当てに登山者も大勢押し寄せるが、真夏にもけっこう多くの花が咲く。
ただし花の量は年によって差がある。今年はどうだろうか。
姥石平のお花畑と横岳。

コバギボウシとトウゲブキ ハクサンフウロ

ハクサンシャジンに
ハクサンフウロとウスユキソウが少し

クルマユリ ノギラン

ノギランは本来、低山性の植物だが、焼石や和賀山系、森吉山では高所にまで進出している。

タテヤマウツボグサ

オクキタアザミ。
アザミではなく、トウヒレン属。鳥海山、和賀山系とここだけに産する。
シロバナトウウチソウ

正直を申せば、今年の花の量は昨年の8月6日(こちら)に較べると明らかに少なかった。草丈も低く感じた。
他の山、例えば鳥海山や八幡平などはニッコウキスゲやコバイケイソウの当たり年だったせいか、凄く賑やかな印象だったのに、
焼石のお花畑は少し寂しく感じた。これは旱(ひでり)のせいだろうか。
なお焼石には鳥海山や八幡平には豊富なニッコウキスゲやヨツバシオガマが欠如している。

東焼石岳山頂からホンの少し六沢(むざ)山の方に踏み出すと・・・
六沢(むざ)山と経塚山

六沢(むざ)山と名無しの池沼。

遠くを望むと、胆沢扇状地の散居村が望まれる。
後で知ったことだが、その集落形態は、富山県砺波平野、島根県出雲平野斐川と並ぶ日本三大散居集落のひとつだそうだ。

胆沢扇状地の散居村を望む。
手前左のピークは青岩、右の絶壁は尿前渓谷。

東焼石岳山頂を最後にこれからは下山体制に入る。
東焼石岳のお花畑小道。バックは横岳。

横岳と焼石岳の鞍部から月山が見えた。
奥にみえる山の重なりは奥から月山、神室連峰、高松岳と山伏岳など。

西焼石岳の隣には鳥海山も。
奥に見えるのは鳥海山と稲倉岳。左手前は西焼石岳。

今回、花はイマイチだったが、山岳展望に関しては最高に恵まれた一日だった。
以下、姥石平のお花畑を少し。
姥石平のお花畑。ミヤマトウキやハクサンシャジンが少し。

姥石平のお花畑。トウゲブキやハクサンイチゲが加わる。

ウゴアザミ ハクサンイチゲの残花

ハクサンシャジンとハクサンイチゲ


姥石平から先は登りと同じく、中沼ルートを下る。

下山時の中沼

下山時の中沼。西岸木道から。今咲いているのはトウゲブキ。

下山時の中沼。南岸から。

ところで・・・ (´π`;)マッタク個人的な話で恐縮。
愛車・柿の種号のオドメーターが今日7月27日の夕方、焼石岳の帰りに東成瀬村を走ってる最中に五万キロを達成した。
後で気付いたのだが、昨年の今日は北海道・大雪山に行っており、その時は二万キロだった(こちら)。
と言うことは、丸一年で丁度三万キロ走ったことになる。カイシャ勤めの頃は広域エリアの営業職だったので、
一年で軽く四万キロ以上走っていた。リタイアしてもその性癖が抜けないのか、けっこう走ってるみたい・・・。((((((逃geru 。


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(本頁は2018年9月28日にアップしました。)