2017年ロンリーハーツ植物紀行
8月27日、焼石に水紀行2

(本頁は「8月27日、焼石に水紀行1」の続きです。)

今回の山レポートの題目を「焼石に水・・」としたのには理由がある。
この山は元々水が多いといつも感じているが、今回は前々日に東北全体、大雨だったので、登山道は水路になっているのではないかと思ったからだ。
ところがいざ来てみたら必ずしもそうではなかった。泥んこロードになっているところもごく限られていた。
姥石平に行く途中の池塘と焼石岳

さて、東北で最も素晴らしい山のお花畑と噂される姥石平だが、
さすがに八月末ともなるとご覧の通り、花影は疎らだ。
姥石平と焼石岳

ミヤマアキノキリンソウ(コガネギク)
Solidago virgaurea subsp. leiocarpa
エゾオヤマリンドウ
Gentiana triflora var. japonica subvar. montana

ハクサンイチゲ Anemone narcissiflora var. japonica
咲き残り
ハクサンフウロ Geranium yesoemse var. nipponicum
咲き残り

姥石平と横岳

銀明水への下り。
今日は胆沢平野の散村や尿前渓谷がいつになくよく見えた。

今頃、焼石岳に行くと他の山ではあまり見かけない花がうじゃうじゃ咲いてて、ちょっと吃驚する。
チョウジギクは高山植物ウサギギクの仲間、黄色い頭花は小さく地味だが、花の柄に白い毛が密に生えており、これが良く目立つ。

チョウジギク Arnica mallotopus

何か同じ花ばかり続き、恐縮だが、もう一枚。
チョウジギクとゴマナ

ゴマナ Aster glehnii オニシオガマ Pedicularis nipponica

オニシオガマは半寄生植物のシオガマギク属としては異例の大型植物、
丈は40センチくらいからでかいものでは1m近くまで伸びる。
花色はサーモンピンクであまり綺麗ではないが、葉は羊歯のようで、凄味を感じさせる草姿だ。
チョウジギクとオニシオガマ、どちらも日本海側の深山、特に渓谷沿いや湿った斜面など水の豊富な場所に限定しているためか、
一般の登山道(尾根道)で遭遇することは少ない。
焼石は登山道自体、水路になるくらい水の豊富な山なのでこういった植物が登山道の両脇にも進出してくるのだろう。
銀明水

銀明水の水場 ダイモンジソウ Saxifraga fortunei var. incisolobata

焼石岳、特に中沼コースで水が多いと感じるのは
銀明水より下に湿原、そして沼が連なっているせいだろう。
上沼

此処でもまたまたオニシオガマ。
山頂直下から登山口(中沼)まで生えている。
中沼を上から見る。

中沼


中沼はいつ来ても花の多い場所だが、今回はトリカブトが盛りだった。

たぶんオクトリカブト Aconitum japonicum ssp. subcuneatum だろう。

中沼


次(10月1日、紅葉の焼石)へ行く。
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(本頁は2017年9月28日にアップしました。)