2017年ロンリーハーツ植物紀行
7月8日、焼石にイエローガーデンを見た。(後編)

(本頁は「7月8日、焼石にイエローガーデンを見た。(前編)」の続きです。)

イエローガーデンはまだ続く。
バックの山は三界山(1381m)。

黄色い花はミヤマキンポウゲだけではなかった。タクサンチドリも色々有った。
ミヤマキンバイ Potentilla matsumurae だろうか。 ハクサンチドリ Dactylorhiza aristata

ややオレンジがかった大きな黄色花はシナノキンバイ。
シナノキンバイ Trollius japonicus

シナノキンバイ Trollius japonicus
とタカネスイバ Rumex montanus だろうか。
ヒロハユキザサ(ミドリユキザサ) Maianthemum yesoense
以上がイエローガーデンの構成種。

このようなお花畑は全国的にも珍しいようだ。何故此処にイエローガーデンが出来たのか。
20年くらい前までこの場所はベゴ(南部短角牛)の放牧場になっていた(夏場のみ)。
当時、此処を通ると、ベゴがモ〜♪と鳴いてすり寄って来たり、その産物が湯気を上げていたりして (´π`;)たじろいだ記憶がある。
植物に関しても、おそらくはベゴの好みで毒があるとか味が悪い、棘が痛いなどベゴの嫌な植物だけが残って繁栄していた可能性が否定できない。
また秋近くに行って検証してみるつもりだが、おそらくその頃は、ウゴアザミ、トリカブト、ハンゴンソウなどの高性お花畑に変身しているのではなかろうか。

イエローガーデンを後に九合目、焼石神社をめざしてみる。
登山道から八合目を振り返る。三界山と右手前にモッコ岳。

九合目までの登山道沿いにも花は豊富だ。
オオバタケシマラン Streptopus amplexifolius
途中の雪渓の周辺では

モヤシ状のミズバショウやリュウキンカが。

リュウキンカ Caltha palustris var. nipponica

キヌガサソウ Paris japonica, Kinugasa japonica サンカヨウ Diphylleia grayi

シラネアオイ Glaucidium palmatum

ミヤマカラマツ Thalictrum filamentosum var. tenurum ベニバナイチヤクソウ Pyrola asarifolia subsp. incarnata
この場所にはよく似た花のカラマツソウやモミジカラマツも多かった。

九合目到着。
ここから西側(秋田側)を振り返ると、八合目・焼石沼やイエローガーデンが見える。
西側(秋田側)の眺め。八合目・焼石沼やイエローガーデンが見える。

オオカサモチ Pleurospermum uralense
と西焼石岳(1511m)
6月17日に咲いていたシロバナノヘビイチゴが
もう実になっていた。

九合目から見た焼石岳山頂部(1548m)

九合目から先、焼石岳は6月17日に登ったばかりなので、今回は北側の南本内岳をめざすことにする。
途中、名無し沼の近くで新鮮なミズバショウに遭遇。
ミズバショウ Lysichiton camtschatcense

南本内岳山頂(1486m)
最高地点はこの場所より手前にあり、約10mくらい高い。
この場所が山頂になったのは展望が好いからだろうか。
キバナノコマノツメ Viola biflora
南本内岳そのものは花が少なかった。
もう少し早ければチングルマがみごとだったかもしれないが、今、咲いてるのはキバナノコマノツメやウサギギク、ウラジロヨウラク、マルバシモツケくらいだった。

かわりに展望は素晴らしかった。
特にここから眺める三界山はカッコいい。
大森山(1149m)と三界山(1381m)

三界山(1381m)

南本内岳の山頂近くにはけっこう立派な沼があるが、名前は無いようだ。
名無しの沼

ワタスゲ Eriophorum vaginatum と焼石岳。


次(7月14日の焼石岳)へ行く。
裏庭トップに戻る
モガ狂トップに戻る
管理者注:本頁の写真は(`◇´)何人たりとも無断使用はまかりならん!
(本頁は2017年8月11日にアップしました。)