湿原のフェアリー

はじめに

この頁では、サギソウ以前、私がよく訪ねた某湿原の花達を紹介します。
場所は秋田県内の某所、標高100mにも満たない丘陵地帯にある小さな小さな湿原です。
あえて名前や正確な位置を伏せたのにはそれなりの理由があります。ここはサギソウなどラン科の植物が実に豊富なのです。
今でこそサギソウは園芸店に行けば、ほんの数百円で買うことが出来ます。
どうしてもお金が勿体無いと言う方は近所の趣味栽培家などに頼めば、ただで譲ってもらうこともできます。
それなのに何故か(TT)いまだに盗掘されるんです
現在、秋田県内におけるサギソウの自生地はたぶんこの湿原だけでしょう。
しかも分布の北限と思われます(秋田県版レッドデーターブックによると絶滅危惧種TA類)
ここはサギソウのみならず、他にも貴重な植物や動物(主に昆虫)が数多く生き残っている場所です。
大昔、このような湿原は秋田ではごくあたり前の風景だったものと思われます。
その後、水田や宅地として開発され、人里近くからはほとんど消えてしまいました。
人間が豊かに生活して行く為には、このような湿原も含め、自然の破壊は避けて通れません。
だからと言って、生き物を根絶やしにする権限までは与えられていない筈です。
今となっては、この小さな小さな湿原はとても貴重な存在になりました。
私は学者ではないので、あまり難しいことはわかりませんが、
秋田の原風景を知るよすがとしても、この湿原、並びに周囲の環境(雑木林など)は守って行かねばならないと考えます。
今年(2002年)の夏、10数年ぶりにこの湿原の近くを通り過ぎました。
幸いにもサギソウらしき花が遠目に確認できました。
また何年か経って訪ねた時にも、私が死んで孫ひ孫の代になっても失原とならぬよう切に切に祈ります。

右上写真: サギソウ 1989/08/01
下写真: キンコウカやノハナショウブ 1989/07/06

7月の某湿原



6月/トキソウにはさわらんこと!

低地とは言え、湿原の春の目覚めは遅い。5月の連休頃、訪ねても、咲いていたのはショウジョウバカマくらい。
本格的な湿原の妖精達は6月の声を聞く頃、ようやくお目覚めと来たもんだ。(^^;)

1989/06/15 トキソウ
とコバノトンボソウ
Platanthera hologlotis
1989/06/15 トキソウ Pogonia japonica

トキソウにはさわらんこと」なんて冗談言って歩いてたら、(^^;)本物のサワランに会ってしまいました。
野草には珍しいほどの綺麗なピンクにいつもハッとします。

1989/06/15 サワラン Eleorchis japonica

ウダイグサ科のノウルシのようですが、咲く時期からしてちょっと怪しい。(^^;)帰ったら、図鑑で調べてみよう。
湿原と林の境目にポツポツと黄色いユリのような花も。近寄ってみたら、ニッコウキスゲそのものみたいだが、こんな低地に何故?

1989/06/15 ハクサンタイゲキ
 Euphorbia togakusensis でいいのかな?
1989/06/15 ニッコウキスゲ
Hemerocallis middendorffii var. esculenta

7月/キンコウカ咲けば・・に行きます
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