2015年ロンリーハーツ植物紀行
初夏の津軽花紀行1/お岩木山編

青森には公私用事でときどき行くが、岩木山が上から下までスッキリ見えたことは殆どなかった。
今回、6月中旬に訪ねた時は珍しくスッキリ日に当たった。もう少し雪が多く残っていればもっとよかったかもしれないが、まずは全容が見れて嬉しかった。
お岩木山。水田を前景に。

お岩木山。りんご畑を前景に。

お岩木山。りんご畑と杉林を前景に。

山頂付近をクローズアップ。左のピークは鳥海山。
斯様に岩木山は形が良く、下から眺めているだけでも十分なのだが、
今は特産種のミチノクコザクラが咲く季節。さすがにこの花は下からは見えない。
しかたないので折角なので登ってみることにする。

津軽岩木スカイラインの有る南西側に廻り込むと山の形が大きく変わる。
スカイラインは比較的なだらかな左側の斜面を走っている。
津軽岩木スカイラインのゲート付近より望む。
支峰の鳥海山が前面に躍り出ている。

八合目駐車場より山頂を仰ぐ。

八合目まではクルマ、さらにその先はリフトと、今回は文明の利器をフル活用しているので、
登山とは言えないかもしれないが、最後の登りはけっこうしんどかった。また風も強かった。煽られて危うく転倒するほどだった。

岩木山頂への最後の登り リフト駅(鳥海山)や鳳鳴ヒュッテを見下ろす。

岩木山頂

南にどっしりした山が見える。向白神岳(1250m)だろうか。
岩木山で見た花たち
ミヤマキンバイ Potentilla matsumurae ミヤマガラシ Barbarea orthoceras
登山道を歩く限りではめぼしい花は、上の二種類くらい。ミチノクコザクラも少しだけ有ったが、花は古くなっていた。
岩木山は他の高山と較べると高山植物の種類がとても少ないように感じたが、
それは独立峰であり、高山帯の面積も小さいことから致し方ないのかもしれない。

それでもミチノクコザクラは心残りなので、もしやと思い、帰りに百沢コースを少しだけ下ってみた。
種蒔苗代
すると・・・

ミチノクコザクラ Primula cuneifolia var. Heterodonta
新鮮なものがけっこう有るではないか。
北海道にはエゾコザクラ Primula cuneifolia 、飯豊山から白山までの日本海側高山にはハクサンコザクラ Primula cuneifolia var. hakusanensis
いずれも紅紫色の小型サクラソウが生えているのに、東北地方の高山は何故、白花のヒナザクラ Primula nipponica ばかりなんだろう。
ミチノクコザクラ Primula cuneifolia var. Heterodonta はその中の例外的な存在だ。

ミヤマキンバイと一緒。

帰りに鳥海山の火口壁をよく見たら、
イワウメの他に
ナガバツガザクラ、イワヒゲなども混じっている。
あちこちにイワウメが張り付いている。
イワウメ Diapensia lapponica var. obovata
こちらは
ナガバツガザクラ Phyllodoce nipponica var. oblongo-ovata

危なっかしい場所なのでこれ以上深入りは出来なかったが、いい花を見せてもらった
とお岩木山に感謝。

次(2)行くよ〜
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(本頁は2015年7月10日にアップしました。)