2018年ロンリーハーツ植物紀行
10月14日、初めての田代岳

田代岳は秋田県北を代表するお山のひとつだ。
数年前、山づいてから、本来なら早々に登るべきお山だったが、いまだに果たせてない。
理由はクマさん。一昨年、近隣の鹿角市で人食い熊が現れ、複数の方が犠牲になられた。
田代岳に人食い熊は現れていないが、それ以降、何故か県北の山はクマさんが怖いとのイメージが浸透してしまい、寄り付かない状況が続いていた。
がそれではいかん。(`◇´) そろそろ行ってみようと思い、この山に詳しい某有名山岳ガイドさんに相談してみる。
すると10月14日、団体登山イベントが有るのでその一行に紛れて登ってみるのはいかが。とのアドバイス。
前日(2018/10/13)、藤里駒ヶ岳山頂から見た田代岳。

いよいよ10月14日。
日頃の行いがよかったのか、この日の秋田県北地方はみごとな秋晴れになった。
団体さんの後を追うべく、荒沢登山口から入ってみる。

前日(2018/10/13)の藤里駒ヶ岳同様、田代岳の登山口(今回は荒沢登山口)も奥が深い。
山瀬ダムの五色湖公園から先、道路は舗装されていないが、これが長い。
ロケット燃焼試験場の看板やそれらしき建物が見えてくると、やっと登山口に到着。
登山口の少し手前に広い駐車場が有るが、登山道入り口にも数台分、スペースがあり、一台しか止まってなかったので、ワタシもそこに置かせて頂く。
荒沢登山口

タイミングが合わなかったのか、例の団体さんの姿は無い。
仕方なく独りトボトボと歩き出すと、登山道は沢登りになる。岩がツルツル滑ってヒヤリとした(沢を迂回する道もある)。

三合目・ブナ岱付近の紅葉

沢を詰めると、平坦なブナ林に変わる。
三合目・ブナ岱でひと休み。この辺りから紅葉が始まっていた。
三合目・ブナ岱 ヒメモチとツルシキミはよく似ており、いつも迷ってしまう。
これはどちらだろうか。

コシアブラやカエデ類の紅葉

依然として人は居ない。ホイッスルを吹きながら進むと、五合目から先、登山道脇に、突然、モノレールが現れた。
このモノレールは、登山道に沿って延々と続いてるような雰囲気。荷物運搬用のトロッコが走るみたいだが、一体何故?
この辺でやっと団体さんの一部に追いつき追い越す。聞くと、この方々は先頭集団で、この後からも続々いらっしゃるとのこと。
トロッコ用のモノレールが出現。 ブナの紅葉

歩き出してから約二時間。
ずっと続いていたブナ林がパタッと終わり、目の前に広大な湿原が。
突然の解放感に、ワッ!と声を上げてしまった。登山道も木道に変わっていた。
突然、目の前に現れた湿原。
謎のモノレールは湿原の端を走っている。

木道を進むと、次々と池塘が現れる。
池塘から田代岳山頂を望む。

笹原の斜面を登って山頂をめざす。
振り返ると、池塘を散りばめた湿原の眺めが素晴らしい。


いよいよ山頂。謎のモノレールは山頂、小屋の裏まで駆け上がっていた。
田代岳山頂避難小屋

山頂では避難小屋の工事が行われていた(工事は10月29日に終了し、以降、小屋が使用出来るようになったと聞く)。
謎のモノレールは工事資材を運搬するために使われていたものと判明。

なお山頂はワタシの後から登頂して来た団体さんで混み合って来たので、少し先の方に移動してみる。
すると白神山地の山並みが素晴らしい。
西側、白神山地南部の眺め。

今回、山座同定は困難だったが、この山だけはすぐ分かった。
前日登ったばかりの藤里駒ヶ岳。

白神岳方面の眺め

岩木山

再び戻った山頂では意外な方々との出会いが有った。世間は広いようで狭いものだ。

山頂で昼餉の後、田代湿原を少し回ってみる。
湿原を見下ろす。奥の山々は十和田湖の外輪山。

池塘の水は真っ青だった(晴天の証拠)。


今日は八甲田の山なみもよく見えた。
八甲田連峰

岩木山を入れた湿原風景。


このお山、半夏生の日(7月2日頃)には山頂神社で例祭が催されるとのこと。
その時期、湿原には花が多いとも聞く。可能ならばまた来てみたいものだ。


一応、これで秋田の三大フラット(山頂部が平らで湿原になっているお山、他には大白森虎毛山)は登ったことになった。


次(田代岳)へ行く。
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(本頁は2018年12月21日にアップしました。)