2017年ロンリーハーツ植物紀行
春浅き太平山と春萌えの出羽丘陵

昨年の5月上旬、旭又から太平山奥岳に登った際、おびただしい量のイワウチワ(の葉と終わった花)を見ている(記録はこちら)。
開花時には壮観だろうと思い、今年は4月30日に出動したのだが・・・
まずは旭又へ行く途中、道路端で出逢ったカツラの芽吹きシーン。
カツラ Cercidiphyllum japonicum
朝の逆光越しに見たその姿はとても綺麗だった。
旭又の広場から登山靴に履き替え、歩き出そうとしたら、 なっ( ̄π ̄;なんと)橋が落ちていた。
雪解け期なので沢水は轟々と流れ、濡れずに渡渉することは不可能。
さいわいにも公衆トイレの裏から林道に入り、迂回すれば20分程度で対岸に渡れたので、それはクリアーしたが、
今年は残雪が多く、彼方此方で登山道が見えなくなっていた。
更にあやめ坂付近では巨大な倒木があり、登山道が塞がっていた。
倒木に塞がれたあやめ坂 あやめ坂名物
ヒメシャガ Iris gracilipes の芽だし

かくも惨憺たる状況だったが、
私自身はイワウチワの花の撮影が目的だったのであやめ坂の少し上までしか行ってない。
そこから先はどうなってたんだろう。
オオイワウチワ Shortia uniflora

オオイワウチワ Shortia uniflora
イワウチワの花のボリュームは期待したほどのものではなかった。
今年は鶴岡の高館山(こちら)、出羽丘陵の深部(こちら)に次いで三度目か四度目の出会い。

キクザキイチゲ Anemone pseudoaltaica
太平山は登山道を歩く限り、花が豊富な山とは言えない。
今回も登山道沿いではイワウチワが咲いてたくらいだったが、旭川ダムから国民の森に至る道路沿いの斜面に少し面白い花を見つけた。
コキンバイというバラ科の小さな草で、大館の某所(こちら)を除くと山を歩いていてもなかなか遭えない代物だ。
今回は橋の崩落などで割を食った山行きだったが、この花に会えたので気分は悪くなかった。
コキンバイ Geum ternatum コキンバイ Geum ternatum

ミヤマカタバミ Oxalis griffithii キバナイカリソウ Epimedium koreanum

ネコノメソウ Chrysosplenium grayanum


翌5月1日は出羽丘陵の一角、浜田の梅園を訪ねる。
半月前(こちら)、訪ねた際、盛りだったショウジョウバカマは古くなり、別の花になっていた。
ショウジョウバカマ Heloniopsis orientalis オオバキスミレ Viola brevistipulata

オオバキスミレは咲き進み、別のスミレ類も咲き出していた。
ニオイタチツボスミレ Viola obtusa センボンヤリ Leibnitzia anandria


5月連休中は出羽丘陵にどっぷりと浸っていた。
さもない里山だが、今の時期は眺めが素晴らしい。それは単に新緑という言葉では済まされない。
春紅葉。春萌え。山笑う。どの表現がいいだろうか。
2017/05/05 出羽丘陵にて。



2017/05/05 出羽丘陵にて。

春萌えの雑木林の中を歩いたら、こんな花が咲いていた。
キバナイカリソウとルリソウ。 ルリソウ Omphalodes krameri

ルリソウの青はラピスラズリそのものだ。
ルリソウ Omphalodes krameri

沢筋ではひっそりとアズマシロカネソウ。
アズマシロカネソウとオトメエンゴサク

アズマシロカネソウ Dichocarpum nipponicum


次(高尾山)行くよ〜
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(本頁は2017年5月28日にアップしました。)