3.九十九草と得撫草

どこが山頂なのかよくわからないまま、小蓮華を過ぎ、少し下ると、三国境です。
ここはご覧の通り、稜線が二列に分かれる二重山稜になります。

三国境付近の二重山稜

今回の山旅では密かに期待していた花がありました。
九十九草(ツクモグサ Pulsatilla nipponica)と得撫草(ウルップソウ Lagotis glauca)です。
いずれも分布域の極めて限られた高山植物で、前者は本州ではここ白馬と八ヶ岳のみ、あとは北海道の二、三の山、
後者はここ白馬と八ヶ岳、北海道礼文島の三ヶ所しか知られておりません。
更に開花時期が早く、本格的な夏山シーズンには花が終わっていますので、なかなかお目にかかる機会がありません。
前回の縦走の時がそうでした。今回は少し早いので、なんとか・・・(-_-;)と念じつつ・・・。

ガレ場にはツクモグサやミヤマキンバイ、イワツメクサ、ウルップソウなどが列を作ってました。
ツクモグサのアップ。
前年の枯れた茎や葉を腰蓑のように纏っています。


ツクモグサの写真はこちら(の下の方)にも展示してます
ツクモグサとイワベンケイ

得撫草・三態

雪渓の近くに咲くウルップソウ。
ハクサンイチゲとウルップソウ
岩陰に大きな株を見つけました。

ウルップソウはとてもユニークな姿をしています。数ある高山植物の中でも最もおぼえ易い花ではないでしょうか。
ガラガラのれき地に生えるのに、とてもみずみずしい印象があります。

近くでは、ミヤマガラシ Barbarea orthoceras 、オヤマノエンドウ Oxytropis nigrescens ssp. japonica 、イワベンケイ Rhodiola rosea なども見ました。
いずれも東北の高山ではなかなかお目に掛かれない花ばかり。

ミヤマガラシ Barbarea orthoceras
イワベンケイとオヤマノエンドウ、チシマアマナ。
イワベンケイの比較的大きな株
ミヤマキンバイ、ツクモグサ、オヤマノエンドウ、ウルップソウ、グラース?の寄せ植え。

山頂間近の稜線でライチョウを見ました



次は4.白馬山頂にて

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(本頁は2010年1月2日にアップしました。)