花の豪華客船・白馬2nd(1993/07/15〜17)

三年後の1993年、再び白馬を訪ねる機会を得ました。
コースは前回同様、栂池から入り、山頂を目指しましたが、その後は有名な大雪渓を下り、白馬尻に落ちました((^^;なんかウ○コみたい)
前回よりほんの少しだけ早い季節に訪ねたのですが、花の顔ぶれはだいぶ違ってました。

白馬大池小屋付近のハクサンイチゲ群落

1.栂池から白馬大池へ

栂池からの歩き出しは針葉樹林帯を登ります。
その林床には前回はゴゼンタチバナが多かったのですが、今回はツマトリソウ Trientalis europaea やマイヅルソウMaianthemum dilatatum が咲いておりました。
林の下に咲く花は白い花が多い傾向があります。

ツマトリソウとマイヅルソウ

天狗平には湿り気を好む花が多く見られますが、今回はベニバナイチゴの花色が印象的でした。

ベニバナイチゴ

針葉樹林帯は天狗原で終わり、それより上は落葉広葉樹の低木林や岩原となります。

乗鞍岳の登りから天狗平を振り返る。

平坦な乗鞍岳の山頂を上り詰めると、そこから先はハイマツ Pinus pumila の群落が海原のように広がります。
場所によっては、ウラジロナナカマド Sorbus matsumurana も群生しています。

ウラジロナナカマド

いよいよ白馬大池です。
前回、来た時に較べると残雪が多く、雪と水が混じり合う光景にしばし見とれてしまいました。
池の水位も高く、岸のハイマツが波しぶきを受けておりました。

白馬大池(湖面の標高は約2360m)。
水浸しになったハイマツを見たのは今回が初めて。
白馬大池から雷鳥坂方面(小蓮華の稜線)を望む。

池の近くの湿地や緩い斜面にはハクサンコザクラが可憐な花を咲かせておりました。
著名な高山植物ですが、東北の高山には無い花なので、貪るように撮影しました。

※厳密には飯豊連峰にはある。その他の東北の高山では、同じような環境の場所(雪田など)にヒナザクラ(岩木山はミチノクコザクラ)が自生する。

ハクサンコザクラ Primura cuneifolia var. hakusanensis
のアップ
ハクサンコザクラとハクサンイチゲ

今の時期、ハクサンコザクラ以外には、ハクサンイチゲAnemone narcissiflora var. japonica 
やコイワカガミ Schizocodon soldanelloides f. alpinus くらいしか咲いてなかったのですが、いずれも初々しい姿に感動しました。

ハクサンイチゲの群落。少しだけコイワカガミも混じっている。
アオノツガザクラも混じってきた。
チングルマの群生

今日(7月15日)の宿は前回同様、白馬大池小屋です。
本格的な夏山シーズンが始まる前なので、勿体無いくらい空いておりました。


次は2.雷鳥坂、小蓮華の稜線

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(本頁は2010年1月2日にアップしました。)