4.杓子、鑓のお花畑

杓子岳から鑓ケ岳にかけては、素晴らしいお花畑がいっぱいありました。
しかも種類が多い。限られたスペースにこんなにいろんな種類の花が混じって咲く様は初めて見ました

白馬岳山頂を振り返る。
昨夜は凄いところに泊まったんですね。


イワオウギやミヤマタンポポの他に、タカネスイバやクルマユリも咲いている。
イワオウギ Hedysarum vicioides
とミヤマアズマギク Erigeron thunbergii ssp. glabratus群生
地味ですが、ムカゴトラノオ Bistorta vivipara もありました。
この山のミヤマアズマギクは総じて赤味が強かった。
中でもこの株は特に鮮やかだった。


杓子岳(2812m)

ご覧の通り、いろんな花が混じって咲いてます。

白はシロウマオウギ Astragalus shiroumensis
右の青紫小花はミヤマクワガタ Veronica schmidtiana ssp. senanensis
左手前、紅の小花はイブキジャコウソウ Thymus serpyllum ssp. quinquecostatus f. ibukiensis
紫はチシマギキョウ、上の葉はクロトウヒレン Saussurea nikkoensis var. sessilifolia
イブキジャコウソウ
シロウマオウギ Astragalus shiroumensis
本州中部地方の限られた山にだけ産する。
(^o^;)グラースは難しい。
ミヤマアワガエリ Phleum alpinum は何とかわかるものの、
右側のスゲはアシボソスゲ Carex scita var. brevisquamata だろうか。
右奥にタカネスイバ、手前にイブキジャコウソウも見える。


鑓ケ岳付近から、白馬岳を振り返る。
左から旭岳(2867m)、白馬岳(2933m)、杓子岳(2812m)。

まだまだ花はあります。

タカネシオガマ Pedicularis verticillata
北半球に広く分布しますが、日本では本州中部と北海道の限られた高山でしか見られません。
葉の付き方は後述のヨツバシオガマによく似ていますが、
丈はとても小さく、また花に鳥のくちばし状の突起がありません。(左の多肉はイワベンケイ)
ミヤマオダマキ Aquilegia flabellata var. pumilla
絵になる花ですが、風に揺れやすく、撮影にはいつも難儀します。
東北では早池峰や八甲田など限られた山にしかありません。
北極の使者 チョウノスケソウ Dryas octopetala var. asiatica
ミヤマオダマキすぐ隣で見つけました。
名前は「草」となってますが、低木。またチングルマに似てますが、別属です。
残念ながら花は終わる寸前でした。国内では、北海道と本州中部に産し、東北にはありません。
ハゴロモグサ Alchemilla vulgaris ssp. japonica
園芸植物、ハーブとして人気の出てきたアルケミラ・モリス A. mollis の仲間です。
白馬以外では南アルプスと北海道のごく限られた山にしかありません。



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(本頁は2009年1月23日にアップしました。)