2011年ロンリーハーツ植物紀行
われ幻のオキナグサを見たり。秋田ケブケブ編

前頁(岩手ウブウブ編)で、「秋田でまだ残っているのはO市くらいだろうか。しかし数は少ないし、株も貧弱で気息奄々・・・」と述べたが、
最近、秋田県内の意外な場所で意外と元気に咲いてるとのヒミツ情報を得たので、急遽、本業出張の折り、立ち寄ってみた。
その場所は県北部のK市にある。訪問時期は、業務中のことなので、極めて5月に近い6月としておこう。
既に大半がケブケブ結実モードだったが、株がでかく、群生の規模も半端なものではなかった。
ただし事情あってこの場所の詳細は今ここでは書けないが、完全に自然なものとも言い難い。

帰って来てから知ったことだが、この場所でオキナグサが見いだされたのは、ほんの10年前頃とのこと。



K市は秋田市から遠いが、植物相の面白い処で、折に触れて何かと訪ね歩くことが多かった。
しかし、オキナグサには一度も遭遇していない。

今回、出会った群生は、何十年もの間、付近のどこかで細々と生き延びていたオキナグサの種子が偶々この場所に飛んできて芽生え、
この地を気に入って増え広がったものらしい。

何故この場所を気に入ったのか。
ここの地面はこれまた深い事情あって、常に草むしりされている。
オキナグサは日当たりの良い裸地や芝地などパイオニア的な環境を好む。反面、他の植物との競争には弱い。
予め徹底的に草をむしられたこの場所は、オキナグサにとっては天国なのだろう。
もちろん管理者の側に、草は毟るけど、オキナグサだけはそのままにしておくようにと言う特別な意志(えこひいき)がなければ、このパラダイスは成立し得ない。



何だかオキナグサ専用の花壇みたい。

オキナグサは連作を嫌うとの説もあるので、この群生も永遠に続くと言う保証はないが、
可能な限り、工夫を重ねて残しておいて欲しいと願うのは私だけだろうか。

近くの原っぱで見かけた野の花を幾つか。

オキナグサ有るところにアズマギク有り・・・だが、この地にアズマギクの姿は無かった。
かわりに近縁種、ハルジオンが咲いていたが、これは北アメリカ原産の帰化植物で精力絶倫、とにかく増えまくる。そしてとなりのケブケブはこれまた精力・・のセイヨウタンポポ。
ハルジオン セイヨウタンポポ
以下は日本在来種。
キンポウゲ(ウマノアシガタ)

スミレとスズメノヤリ これはワダソウ(ナデシコ科)だろうか。
他にもマムシグサやオオウバユリなど森林性の植物が
あちこちに残っているところを見ると、
この地は比較的最近まで森林だったのかもしれない。

「事情あってこの場所の詳細は今ここでは書けない」と書いたが、本頁掲載の写真を見れば、分かる人には分かってしまうものと思う。
来年はこのエリアのオキナグサがウブウブの時期に訪ねてみたい。
次(うずのしゅげ)行くよ〜
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管理者注:本頁の写真は(`◇´)何人たりとも無断使用はまかりならん!
(本頁は2011年6月18日にアップしました。)