2011年ロンリーハーツ植物紀行
真夏のシラカバ林に咲く地味花

夏場の林の中は薄暗く、笹や低木が生い茂り、花はほとんど咲いていない。おまけにやぶ蚊も多く、あまり行きたくない場所になってしまうが、
某高原のシラカバ林だと少し事情が違う。
まずは林の中が明るい。笹刈りが行われている場所では、周囲の草原の草花が下草として侵入しており、花の種類も意外と多い。
シラカバの林
2011/07/31

2011/07/31 オオバギボウシの花を見つけた。
2011/07/31

オオバギボウシの花アップ
2011/07/31

オオバギボウシとトリアシショウマ
2011/07/31
トリアシショウマ
2011/07/31
トリアシショウマは草原よりも林縁や明るい林の中に多い。
林の中が暗いとこのような花風景は見かけなくなる。
オカトラノオとトリアシショウマ。
奥の方にオオバギボウシ、ほかにヤマオダマキやヌスビトハギも。
2011/07/31
オカトラノオの花アップ
2011/07/16
トリアシショウマと同じような分布パターンは、オカトラノオやヌスビトハギなどにも見られる。
手持ち本によると、林の周辺に多く、林縁を塞ぐように生える植物群落は『ソデ群落』と呼ばれ、
これに蔓草が多く加わると、『マント群落』と呼ばれるそうだ。
写真ではいちいち紹介しないが、この高原では、ほかにオオイタドリ、ヨツバヒヨドリ、オオヨモギ、ノイバラ、モミジイチゴ、イケマ、ヤマブドウなどが多かった。
これら植物がびっしり茂ると、我々ニンゲンが林の中に入る時にしこたま難儀するが、森林の側からすれば、森の縁を強い風や直射日光から守ってくれるグッドな植物カバーとの見方も出来る。
ヌスビトハギ。
この花とミズヒキは、カメラの焦点を合わせるのに
(^^;)いつも苦労する。
2011/07/23

ヌスビトハギの花アップ。意外とピンクが綺麗だ。
2011/07/31
こちらは究極の地味花、ハエドクソウ。
暗い林内特産植物。いったい誰が花粉を媒介するのか。
2011/07/31
林内の遊歩道でハッとするような高貴な姿の草に出会った。
7月16日はまだ蕾だった。たぶんホトトギスの仲間だと思うが・・・
2011/07/16 咲いたらタマガワホトトギスだった。
2011/07/31
こちらは・・・
クルマバツクバネソウ
2011/07/31
この高原、ヤマユリは見当たらなかったが、かわりに・・・
クルマユリ
2011/08/09
クルマユリの花アップ
2011/08/09
林の中で咲く花は白や薄い色ばかりだ。だからクルマユリの朱橙は貴重な存在と言える。

2011/07/31
何て綺麗なシラカバ林なんだろう。

6月にイッパイ咲いていたスズランはその後どうなった。
シラカバ林の中のスズラン
2011/07/31
草原の真っ只中のスズラン
2011/07/31
ご覧の通り、青い実になっていた。
他にも青い果実をつけた草を見つけた。
ルイヨウショウマ(キンポウゲ科)
2011/07/16
ルイヨウボタン(メギ科)
2011/07/16
それぞれの葉が(サラシナ)ショウマやボタンに類似していることからの命名。
そろそろツリガネニンジンが咲き出す頃だが・・・
ソバナ
草原植物ツリガネニンジンに近縁だが、森林性。湿った崖や沢筋などで見かける。開花期間は短い。
2011/08/11

とても地味なセリ科だが、3〜5枚の特徴的な小葉から
タニミツバ Sium serra ではないかと思われる。
2011/08/09
フシグロセンノウ。
某高原の麓の国道端で見つけた。秋田では県北の一部地域を除き、
分布していないので、個人的にはアコガレの花。
今回は花ばかりで葉や茎は写っておらず、あまり良い写真とは言えない。
2011/08/11


次(8月上旬)行くよ〜
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(本頁は2011年8月27日にアップしました。)