2011年ロンリーハーツ植物紀行
7月2日、高原なのに何故ハマナスが・・・

今年は5月下旬のオキナグサ・ウブウブモードを皮切りに、ほぼ半月ごとのペースで、この高原を訪ねているが、今回で四度目となった。
前回はスズランの花を目当てに訪ねたのだが、思いがけずレンゲツツジの派手な色彩に圧倒されてしまった。

今回はどんな花風景が待っているのやら。
高原の入口にポツポツ咲くマゼンタは、な(^o^;)なんと北国の海岸植物の女王、ハマナスだった。
ハマナスの手前の地味な黄花は何だろう。 花や実の形からアブラナ科とは想像つく。
setton8さんによると、キバナハタザオではないかとのこと。

タカネバラやオオタカネバラならわかる。しかしこの高原はハマナス Rosa rugosa なのである。

海岸植物のハマナスがこんな内陸で、しかも標高1000m近い高原に生えているのは何故だろう。
iwatejagoさんのブログにその理由に言及した興味深いレポートがあるので、興味のある方はこちらへどうぞ

ハマナスの花のアップ ハマナスの周りはアイリス

今回、この高原でやたらと目に付いたのは、アイリスの花。
丈は30〜40センチ程度と低く、花も小ぶりである。


一般的な青紫の他に白もあった。
このアイリス、(-_-;)お恥ずかしい話だが、青紫の方はノハナショウブだと私は思っていた。
そうなったわけは、高原のレストハウスにあった小さなパンフレット。植物にとても詳しいパンフで、初っ端にノハナショウブが載っていた。
図鑑等で確かめたら、ノハナショウブではないとすぐ気付くはずなのに、何故かそれを信じたまま、拙BBSにオープンにしてしまった。
白い方は花弁も細く、園芸種っぽく感じられた。手持ちの図鑑で絵合わせをした結果、Iris sibirica `Alba' ではないかなどとBBSに発してしまった。

それに対し、樹音さんから、
んにゃっとぉ 辺りの紫は綾模様クッキリでスッキリ姿だからアヤメですよねん。
アヤメなら変異の「シロアヤメ」が在るはず、野生実物見た事ないけんど。

丈小さいかな〜 日当たり乾燥地なら締まって育つからコンパクト鴨。
てなわけなので、
青紫はアヤメ Iris sanguinea 、白はシロアヤメ Iris sanguinea f. albiflora に決定。\(^◇^)/ばんざーい☆\バキ
にしても、みごとな群生だ。
手前のケブケブはオキナグサの実。
オキナグサが生えるような乾燥した場所なのにアヤメがよく生えるもんだと感心してしまうが、後で調べたら、アヤメは元々そういう場所を好む植物だと知る。

もしかしたら(^o^;)ワタシだけかもしれないが、「アヤメ=水辺」という思い込みがある。
ところが、日本に野生しているアヤメ科で、水辺(or水中)に生えるのは、カキツバタ、キショウブ(北米原産)、ヒオウギアヤメの三種類くらいだ。
ハナショウブの原種にあたるノハナショウブは湿地にも生えるが、土手の上や道端、山の斜面など乾いた場所にも多い。
アヤメは今まで野生を見たことが無いのでわからなかったが、手持ち書籍ではけっこう乾いた場所にも生えるとある。
外来のアヤメ科、中でもジャーマンアイリスに至っては、およそ水とは縁のない地面、畑で栽培しているではないか。

なのに何故、「アヤメ=水辺」と思い込むようになったのか。
これは全国各所にあるアヤメ園、厳密にはハナショウブ園の演出のせいだ。
ハナショウブもふだんは畑と同じような乾いた場所で栽培しているが、花の季節になると、わざわざ水を引き入れて、さも水辺で咲いてるように演出している。
何故そうするのか、理由はよくわからないが、もしかしたら・・・(右の絵参照)。

新手のケブケブが見つかった。
こちらはたぶんミネヤナギ(ミヤマヤナギ)のケブケブ。
渋い色合いのヤマオダマキもいっぱい咲いていた。
ヤマオダマキとアヤメ 花色の淡い品種、キバナヤマオダマキも有った。

シラカバとアヤメの取り合わせは初めてだ。
シラカバ林に踏み入ると、
ベニバナイチヤクソウとマイヅルソウ(実)
林床のスズランやマイヅルソウの花は終わっていたが、
ベニバナイチヤクソウは健在だった。個体数は今回の方が多くなったように感じた。
林の中は意外と明るい。笹さえ、生えてなければ、いろんな草花が生育できる可能性がある。
行くよ〜
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(本頁は2011年7月23日にアップしました。)