アコガレの信州・高原のお花畑に迫る
霧ケ峰 嗚呼霧ケ峰 霧ケ峰
2007/08/15 車山3

シモツケソウ(アカバナシモツケソウ)はそのまんま園芸化されてもおかしくないほど綺麗な花だが、何故かそうはなっていない。
既に別種のキョウガノコが活躍しているせいか。
シモツケソウの群生
クガイソウやヨツバヒヨドリが少し混じる。
シモツケソウの群生地はやや湿っていた。
花は既に終盤モード。見頃は8月の初め頃だろうか。
右側の枯れたのはコバイケイソウ。チダケサシやサワギキョウが混じる。
チダケサシとサワギキョウ サワギキョウ

霧ケ峰のニッコウキスゲ群落は有名だ。
しかし今回はほぼ完璧に終わっていた。
今回出会ったニッコウキスゲの開花シーンはこれだけ。
バックはアキノキリンソウ(ミヤマアキノキリンソウ?)。
キスゲ(ユウスゲ)はビーナスライン沿いにホンの少し見かけたが、車を停められなかったので撮影は断念。

霧ケ峰をはじめとした信州の高原には何故こんなに綺麗なお花畑があるのだろう。
これはずっと前から、不思議に思っていたこと。
お花畑のある場所の標高は1400mくらいから2000mくらいまで。この高さは、中部地方では、亜高山帯に相当し、通常はシラビソやコメツガなどの針葉樹林かダケカンバなどの落葉広葉樹林に覆われている。それが草原となったのには理由がある。大部分は長年にわたる刈り取りや放牧、火入れなど人間様が干渉した結果、出来上がったものと説明されている。となれば、この山のお花畑は「半自然」であり、数十〜数百年の歳月をかけたガーデニングの成果と言えるかもしれない。それを維持するにはそれなりの労力が伴うことだろう美ヶ原高原観光協議会ホームページお花畑再生事業の頁を参照のこと)
次いで花の種類や量が豊富な訳は・・・。
秋田の同じような草原(多くは標高数百mのスキー場など)を訪ねると、遠めには草原のように見えるが、近くに寄ると必ずしもそうではない。多くの場合、ススキやオオイタドリ、ササやハギの類、タニウツギなど強壮な草木にびっしりと覆われていて、綺麗な花の咲くものは極めて稀である。
霧ケ峰や美ヶ原のお花畑は、標高が1600〜2000mと高く、亜高山帯なので、低地の強壮な植物は生育しにくい。遷移(例えば、裸地→草原→陽樹林→陰樹林)の進行も非常に緩やかである。また中部日本に位置し、元々豊かなフロラ(植物相)が基盤にある。そこに人為が加わり、出来上がったオープンエリアにいろいろな種類の草花が侵入、互いに競り合いつつも共存している様が、人間の目には「綺麗なお花畑」として映るのかもしれない((^^;)これは私の勝手な解釈)

他のユリ科を二種。
葉はあまり大きくないが・・・
オオバギボウシ?
コオニユリ

蓼科山や白樺湖を望む。

ナンテンハギ
(ハギの仲間ではない。意外だがソラマメの仲間)
マルバハギ
ママコナかミヤマママコナ。いずれか不明。
ウツボグサ
花が終わる真夏に枯れるので、カコソウ(夏枯草)とも呼ばれる。
オミナエシ
右奥のシルエットはハバヤマボクチか。
ノアザミ
平地では初夏の頃に咲いてそれっきりだが、ここではダラダラと真夏にも咲いている。

マツムシソウ
霧ケ峰は、某社のエアコンの名前にも使われるほどだから、真夏でも涼しくてたまらない場所のように思われている。
ところが、さにあらず。私の訪ねた8月15日の霧ケ峰の気温は30℃近かった。姫木平でも夜は寝苦しかった。翌日(8月16日)は、熊谷(埼玉県)、多治見(岐阜県)で40.9℃と、これまでの国内最高気温記録を塗り替えた日。さすがの霧ケ峰もこういう日は(^^;)暑くなるんだ。
信州の高原お花畑シリーズ目次
霧ケ峰(車山)1  3   八島ヶ原1   八子ヶ峰1   アルペンフロラ1  
行くよ〜
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(本頁は2007年9月15日にアップしました。)