4月3日、寒の最中に庄内地方へ。 |
今年は暖冬だったので、春の進行ペースは例年よりも十日くらい早いように感じていたが、彼岸の中日あたりから寒の戻りになった。
常ならば三寒四温ですぐ終わるかと思ったが、今回の寒波はけっこうしぶとい。
4月になっても、降雪があり、このままだと、春の進行ペースは例年通り。いや、例年よりも遅くなるかもしれない。
一向に緩まない寒気に逆らって、4月3日は庄内を目指した。
下写真は朝6時少し前、日本海東北自動車道、象潟IC出口付近。この先は酒田までほぼ雪道だった。
鶴岡まで南下したら、そこには雪は無かった。
人家の庭では梅の花が咲き、一足早く春を満喫。
高館山は今年になり二回目(一回目はこちら)。遊歩道を歩きだしたら、疎らな桜花が咲いていた。
オクチョウジザクラ Prunus apetala var. pilosa
今日の高館山、主たる目的花はカタクリやイワウチワだが、
撮影していたら、バラバラと雪が降ってきた。咲きかけのカタクリやイワウチワは瞬く間に雪を被ってしまった。
カタクリ Erythronium japonicum
オオイワウチワ Shortia uniflora
ショウジョウバカマ Heloniopsis orientalis 白花も有った。
雪割草は終盤モード。
オオミスミソウ Hepatica nobilis var. japonica f. magna
オトメエンゴサク(エゾエンゴサク)?
スミレサイシン Viola vaginata ニリンソウ Anemone flaccida
イチゲやカタクリは日差しが無いと花を開かないので、今日はしょんぼり花ばかりだった。
左から、ナガハシスミレ、キクザキイチゲ、カタクリ。
シロキツネノサカズキモドキ
Microstoma floccosa var. macrosporaシュンラン Cymbidium goeringii
城山で斑入り葉のアオキに出会った。
アオキ Aucuba japonica
裏日本に多いヒメアオキのようには這わず、斑入り葉も見られることから、アオキの園芸品種がエスケープして蔓延ったのだろう。
4月3日は、高館山の後にもうひと山登った。
酒田市の東にある経ヶ蔵山(474m)。
こちらは少し内陸に有るせいか、まだ雪がビッシリ残っていた(一度、融けた後に再積雪か)。
経ヶ蔵山(474m)
いつもなら円応寺から登っているが、
十二滝からのルートが復旧したと聞いたので、今回はそちらからアプローチしてみる。
十二滝 赤い橋から登山道になる。
登山道は急坂だが、よく整備されていた。
雪中花をふたつ。
ユキツバキ Camellia rusticana キクバオウレン
Coptis japonica var. anemonifolia
稜線から出羽山地の山なみを望む。
稜線の岩場 山頂の展望台
山頂に咲く
マルバマンサク Hamamelis japonica subsp. obtusata
山頂展望台から庄内平野(酒田市方面)を望む。
山頂展望台から鳥海山方面を望む。
晴れていれば、鳥海山はこんな風に見えるのだが・・・。
2018/04/10 山頂展望台から見た鳥海山。
次(万寿山再チャレ)へ行く。 管理者注:本頁の写真は(`◇´)何人たりとも無断使用はまかりならん!
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(本頁は2019年4月19日にアップしました。)