2019年ロンリーハーツ植物紀行
4月28日、白神山麓を訪なう(大間越、御所の台)。

4月28日は、白神山地の山麓を訪ねてみた。
能代市郊外から白神岳(左)と向白神岳を望む。

県境付近から艫作崎方面を望む。

大間越の少し北で折り返す。
いきなり地味な植物から始めるが、道端の山林にはこんな花が。
ヤマアイ Mercurialis leiocarpa
は地味だが、東北ではかなり珍しい。
ドッキリ植物、ウラシマソウ Arisaema urashima
おそらく北限かなと思う。

白神橋から間近に白神岳を望む。

大間越(青森県深浦町)はフクジュソウを観に三月下旬にはよく行く場所(こちら)だが、フクジュソウの咲いた後はさっぱり行ってない。
その後、どうなっているのか、ちょっと気になっていたので、今回、訪ねてみた。

大間越、フクジュソウ群生地の森

フクジュソウの終わった林の下はニリンソウの花の海になっていた。

ニリンソウ Anemone flaccida

他にはシラネアオイやミヤマキケマンが少々。
花は咲いてないが、トリカブトも多かった。撮影中、山菜取りの方が近くに大勢居たが、皆さんにはくれぐれもご注意を!と言いたかった。

シラネアオイ Glaucidium palmatum ミヤマキケマン Corydalis pallida var. tenuis


この日は大間越の後で秋田県側にある御所の台に寄ってみた。

ここは下の方は桜が植えられ、公園として整備されているが、
上の方は明るい雑木林が続き、花の種類も多い処。

今回、歩いたのはオレンジの点線。

上のマップ@から歩き出したら、まず目についたのはヒトリシズカ。

ヒトリシズカ Chloranthus japonicus

そのうちラショウモンカズラも混ざって賑やかになってきた。

ヒトリシズカとラショウモンカズラの群生。

ラショウモンカズラ Meehania urticifolia オドリコソウ Lamium album var. barbatum

遊歩道沿いにはスミレの仲間が多かった。
ニオイタチツボスミレ Viola obtusa

タチツボスミレ Viola grypoceras ヒナスミレ Viola tokubuchiana var. takedana

アカネスミレ Viola phalacrocarpa

途中、ニリンソウやシラネアオイも散見したが、既に出ているので省略。

カタクリ Erythronium japonicum
の咲き残り
コキンバイ Geum ternatum

オオバクロモジ
Lindera umbellata var.
membrancea
ナツトウダイ Euphorbia sieboldiana

今回はこの木に魅了された。

合体しそうな木 山の上の方からの眺め。
ハタハタで有名な八森漁港。

山の上の方からの眺め。
男鹿半島、左は寒風山、右は男鹿本山。


次(太平山)へ行く。
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(本頁は2019年6月14日にアップしました。)