秋田・里山の植物誌〜清太郎さんの森
8月/森の木陰で♪地味植物の行く末

8月はもっと花数が少なくなる。かわりに虻や蚊など嫌な蟲達は多くなる。
こんな時期に森を訪ねる物好きは私だけだろな。

2005/08/11 休憩広場からの眺め。

と思ったら、NHKのロケ隊に遭遇。更に
60歳台のしっかりした身なりの男性にも出会った。この方は県外からこの里山の噂を聞きつけてわざわざ訪ねて来たらしい。
「荒れた森林が多い中、まめに手入れされていて、こんなに植物の種類が豊富な森はそうはないでしょう。」との褒め言葉。私も同感だ。しかしヤブカにはたまったもんじゃない。(^o^;)

今回、出会った草花の新顔をいくつか。

ムラサキニガナ Lactuca sororia
花のアップ写真は失敗してしまった。
葉はこんな感じ。
こんな地味な花、誰も写さんだろうと思っていたら・・・(^o^;)けっこう多かった。
例えば、神戸・六甲山系の森林こちら田舎暮らし ひょうご・但馬の里からこちらなど。
いずれも秀逸な写真記録。

こんな草は知っとるけ?

2005/08/20

ちょっとわかりにくいかな。実のぶら下がってるあたりをアップすると、こんな感じ。

イガホオズキ Physaliastrum japonicum 

さすがにこのレベルになると写真は少なかった。
されどたこさんの秋吉台日記こちら岩手の自然フォト日記こちらなどの写真は秀逸。

地味草はまだ続く。

ウマノミツバ Sanicula chinensis (セリ科)
馬も喰わんだろ的な命名はあまりにもひどすぎる。でも
この仲間には青い花をつけるステキな種類もある。
ニガクサ Teucrium japonicum (シソ科)
こちらも格別苦いとは聞かない。
非園芸植物の命名には大いに疑義あり。



恒例の「(`◇´)あの草はその後どうなったか」リー

トチバニンジンの実は「赤と黒」
(参考: 5月7月の草姿


山菜の王様、モミジガサは
ただいま開花中。
(参考: 6月の草姿
すっかり成長したオヤマボクチも
そろそろ開花準備中。
(参考: 5月6月7月の草姿


ヤマジノホトトギス Tricyrtis affinis
参考: 5月上旬中旬6月の草姿
花後のクルマユリ
(参考: 6月7月の草姿


謎の蔓草にもいよいよ蕾が
(参考: 5月7月の草姿


ツルリンドウの開花スタート

(参考: 4月5月7月の草姿
春以来、何だろう?と思っていた謎の草(クリンソウ?)は
どうやらサジガンクビソウ Carpesium glossophyllum
(キク科)らしい。
(参考:  5月6月7月の草姿

木はどうなった?

ヤマボウシの実
(参考: 6月の花姿


この時期、道端や森のあちこちで下草刈りが行われていた。
その作業は、夏のくそ暑い最中、蚊や虻など蟲達の襲撃の真っ只中で行われる。

一見、無造作に刈り取られているようで、実は造物主の意志と叡慮が伺われる。

誰かがそれを見て給料を呉れたり、昇進させてくれるわけではない。ひたすら(-_-;)地味〜で孤独で割の合わない作業の繰り返し。

でもその結果として、里山はリフレッシュし、
豊かなフロラ(植物相)、ファウナ(動物相)、そしてホモサピエンスとの共生相が維持される。


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(本頁は2006年4月1日にアップしました。)