2016年ロンリーハーツ植物紀行
10月16日、グレートフラット・大白森

乳頭山や秋田駒に登ると南八幡平の樹海の中に空母、あるいはカッパ禿のように山頂が草原になっている山が見える。
いつか訪ねてみようと思う一方で、途中のブナ林でクマさんに遭ったらどうしよう
と躊躇していたのも事実((-_-;)今年春、この山域でクマさんに遭遇しているので・・・)
2016/10/01
秋田駒に登る途中から見た大白森。バックは焼山。

2016/10/02
乳頭山から見た大白森。バックは森吉山。

10月16日は紅葉シーズンの日曜日でしかも晴天。
こういう日なら登山者も少しは居てクマさんは遠慮するだろうと自らに言い聞かせ、大白森に行くことにした。
結果として(私の登っている間に)団体さんや大型犬を連れた夫婦も含め、30名近い登山者が切れ目なく登っていたので
クマさんの脅威もなく、世にも不思議な山上草原の眺めとブナの紅葉を満喫してきた。

登山口は乳頭温泉郷の中でも人気の鶴の湯温泉。
温泉手前の鶴の湯神社から登山が始まる。
神社を過ぎると、広い林道を少し歩き、再び登山道、植林した杉やカラマツの林が続く。
「金取坂」という意味深な名称の上り坂を越えたら、少し眺めが良くなって紅葉も始まっていた。

ブナの林も色づき出していた。
乳頭山や蟹場温泉方面への分岐点まで来たら、
これから先はブナ林の稜線歩きとなる。
稜線歩きだから、道は乾いているかと思うと、ズボズボの泥沼道の連続。
事前に拝読した山歩き記録にもそう書いていたので、今回はリュックにゴム長を入れてきた。途中で履き替えし、今度は登山靴を背負うことになった。
何故か弘進ゴムの長靴

ちょっと長い登りがあるが

それを過ぎたら、アオモリトドマツが混じり出し、登山道も木道に変身。けっこう広い湿原が・・・
いつの間にか小白森の山頂部に来ていたのだ。
小白森の山頂(1144m)から秋田駒ヶ岳を望む。
こんな平らな山頂は初めてだ。

マルバマンサクの紅葉
再び、アオモリトドマツやブナの林に突入。
おっ。少し開けて来たなと思ったら、
あっという間にこの光景。
東側、八幡平南部や岩手山を望む。

これが大白森の山頂部なり。
西側は平原のみ。

小白森の山頂も平らだったが、大白森のそれは途方もなく広く平らだった。
「グレートフラット」と呼んだ人も居たが、まさにそうだと思った。
北側は茫漠とした八幡平。中央の凸部はもっこ岳。

曲崎山と八幡平、もっこ岳
東側をアップで。
岩手山

先々週、登った乳頭山が間近に見える。
左から小乳頭山、乳頭山、笊森山

その南側には、やはり先々週登った秋田駒が。
秋田駒ヶ岳


南の方を見ると、光線のせいかこんがりトーストのように焼けて見える。
西の方は空と草原のみ。

この山はどこが頂上なのか分からない。
仮に分かったとしても無理に登ってみようとは思わない。

次(高松岳)行くよ〜
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(本頁は2016年12月2日にアップしました。)