2019年ロンリーハーツ植物紀行
7月15日、乳頭山、笊森山、千沼ヶ原。1

乳頭山には何度も登っているが、不思議と7月には行ったことがなかった。
7月にはどんな花が咲いているのか確かめようと、7月15日に行ってみた。

いつもと同じく孫六温泉から入山。
乳頭山を越え、笊森山と千沼ヶ原を周回したら、また乳頭山を越えて帰ってこようと思う。

樹林越しに見た秋田駒ヶ岳には
やませ由来の雲がかかっていた。

ブナの樹林帯

歩き始めの樹林帯に花は皆無だった。
それでもブナ帯の登山道は歩きやすかったが、針葉樹林帯に入ったら、ドロドロになった。

ドロドロの登山道 このアオモリトドマツが見えると
道は急に平らになる。

目の前に突然、田代平の湿原が広がる。
そこは先ほどまでの樹林帯とは打って変わって、天国のような気分。
少し歩いて振り返ると、田沢湖の湖面も見えた。

田代平から田沢湖方面を望む。

上写真と同じ場所だが、こちらは帰りに撮ったもの。

湿原ではヨツバシオガマやトキソウ、ニッコウキスゲ、ウラジロヨウラクなどがパラパラと咲いていたが、
風変わりなツツジのような低木にも遭遇した。

トキソウ Pogonia japonica オオバツツジ Rhododendron nipponicum

後で調べたら、オオバツツジとわかった。初めて見る木だ。

田代平避難小屋付近から乳頭山を望む。
(行きは雲に隠れていたので、帰りに撮影)

乳頭山に登る途中から田代平方面を眺める。バックの山は森吉山、右手前に大白森。
(行きは雲に隠れていたので、帰りに撮影)

乳頭山の上りで見た花たち。
ニッコウキスゲとヨツバシオガマは花色のせいかよく目についた。

ニッコウキスゲ(ゼンテイカ)
Hemerocallis dumortieri var. esculenta
ヨツバシオガマ Pedicularis japonica

地味な花と木の実。
ヒメイワショウブ Tofieldia okuboi イワナシ Epigaea asiatica
の実

ウラジロヨウラク Menziesia multiflora

今頃の乳頭山の花風景はヨツバシオガマがやたらと多く、近くの秋田駒とはちょっと雰囲気だった。
かえって遠く離れた鳥海山のお花畑を連想した(例えばこちら)。

マルバシモツケ Spiraea betulifolia 乳頭山山頂

乳頭山頂はとても眺めの良い場所だが、最初の登頂時は、ガスで何も見えなかった。
午後、帰りに通った際(二回目の登頂時)は秋田側だけが晴れており、田沢湖を見下ろすことが出来た。

乳頭山頂から田沢湖を望む。

乳頭山の南斜面、笊森山に続く稜線で見た花たち。

ホソバイワベンケイ Rhodiola ishidae ハクサンシャクナゲ
Rhododendron brachycarpum

ヨツバシオガマ Pedicularis japonica
バックは乳頭山。
ネバリノギラン Aletris foliata

乳頭山から笊森山に続く稜線は、眺めも好いし、花も多い。
八月にはシャジンロードと呼びたくなるほどハクサンシャジンが多い場所だが、今回はヨツバシオガマとネバリノギランが頑張っていた。
ただし登山道に草木が覆いかぶさって足元がさっぱり見えず、とても歩きにくい。

ヨツバシオガマとネバリノギラン

ウスユキソウ Leontopodium japonicum カラフトイチヤクソウ Pyrola faurieana
だろうか。


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(本頁は2019年10月25日にアップしました。)