2018年ロンリーハーツ植物紀行
6月16日、初夏の笊森山と千沼ヶ原

(本頁は「6月16日、初夏の乳頭山はいかがかな」の続きです。)

この日は乳頭山(1478m)だけでは少し物足りなかったので、隣の笊森山にも足を伸ばしてみた。
なお標高は1541mと笊森山の方が少し高い。
乳頭山山頂から見た笊森山(1541m)

このところ登山道の刈り払いがなされてないようで、灌木の中を潜りながらの登山だったが、花は意外と豊富だった。
まずは灌木でひとつ発見あり。
ウコンウツギ(受粉前) Weigela middendorffiana ウコンウツギ(受粉後)

ウコンウツギは北海道には豊富だが、東北では青森や岩手の限られた山だけと聞いており、この山域では初めて見た。
花の内側の模様は昆虫が訪れて受粉すると赤くなると聞く。

乳頭山同様、イワカガミやムシトリスミレが多い。
ムシトリスミレ。
右の方に咲くのはイワカガミ。

ミツバオウレン ヒメイワカガミ Schizocodon ilicifolius かな。

岩場にはびっしりと小型のイワカガミが生えていた。これはヒメイワカガミだろうか。
イワカガミに較べると花はより小型で白っぽく、葉には大まかな鋸歯が有ったので、既存の成書に従い、そう判断した。
なおそのすぐ隣の岩の上にはイワカガミとの中間種のようなものも生えていた。

イワウメ

笊森山山頂から乳頭山を望む。 こちらのハクサンシャクナゲはどうしたんだろう。
一見、蕾かと思ったが、若い葉の色が抜けたものだった。
笊森山にはこの色抜け株が多く見られた。

イソツツジとガンコウラン

乳頭山、笊森山ともにスミレ類は黄色のキバナノコマノツメが圧倒的に多かったが、
このスミレは何だろう。

タカネスミレだろうか。

葉が厚く、光沢も有るので、タカネスミレかと思ったが、いかがなものか。
なお葉以外の特徴(例えば花柱の形状など)は今回、検証出来ていない。

同じ場所には高嶺の花、エーデルワイスに近縁なミヤマウスユキソウも少数ながら咲いていた。


ミヤマウスユキソウ(ヒナウスユキソウ) Leontopodium fauriei

こちらはキバナノコマノツメだろう。

この山には黄色いスミレの種類が多い。量的にはキバナノコマノツメが多かったが、
一部のガレ場や雪渓の下部にはオオバキスミレも見られた。
オオバキスミレ

ヒナザクラ

折角来たのだから、笊森山から千沼ヶ原に降下してみる。

ミズバショウ

千沼ヶ原

千沼ヶ原

千沼ヶ原

雲で遠くの山は見えなかったが、千の沼(池塘)はみごとだった。

赤い茎はシロバナトウウチソウの芽出しのようだ。 シラネアオイ

帰りはもう一回、乳頭山を登り返し、田代平に下りる。
田代平から孫六温泉への降り口付近では、湿原の上に田沢湖が見える。なんか湖に入水するような感覚だ。

田代平から田沢湖を望む。


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(本頁は2018年7月20日にアップしました。)