2016年ロンリーハーツ植物紀行
山の日は乳頭山へ (2)花は意外に多かった。

(本頁は「山の日は乳頭山へ(1)」の続きです。)

今回の乳頭山だが、花はあまり期待してなかった。
すぐ近くに花の名山、秋田駒ヶ岳があるが、乳頭山の花について話題になることは滅多にない。
この山は若い頃、何回か通過しているが、初夏はシラネアオイ、真夏はハクサンシャジンを記憶している程度だ。
真夏に登るのは今回で二回目くらいだろうか。なお今回は千沼ヶ原までは足を伸ばすが、笊森山より南には行かない。
時間にゆとりがある分、乳頭山の花をしっかりと見ようと思う。

山頂から北東方向、小乳頭をめざして歩くと、すぐに黄色系のお花畑が現れた。
バックの山は笊森山

ニッコウキスゲ Hemerocallis dumortieri var. esculenta
と岩手山

トウゲブキ Ligularia hodgsonii

バックの山は笊森山

コバギウシ Hosta sieboldii キンコウカ Narthecium asiaticum

他の場所ではとっくに咲き終わったキンコウカがここでは新鮮だった。

ミヤマリンドウ Gentiana nipponica
この付近にはつい最近まで雪渓が有ったようだ。そのおかげで湿性のお花畑が成立したものと思われる。

小乳頭から南東方向を望む。
今まで見ることのなかった山岳風景が展開する。
左から大きな笊森山、湯森山と秋田駒ヶ岳の重なり、右に乳頭山。

この角度からの乳頭山は尖がった帽子のようだ。
岩手側の呼び名、烏帽子岳もむべなるかな。
乳頭山と秋田駒ヶ岳(左)

再び乳頭山頂に迫り、南面に咲く花を見ながら千沼ヶ原へ向かうことにする。
この時点でやっと二人目の登山者に遭遇。聞いたところ、今日は山の日なので有名どころは混雑するだろうと此処にやって来たとのこと。

今の時期、乳頭山の南斜面やそれに続く稜線は「シャジンロード」と呼びたいくらいタクサンシャジン、じゃないハクサンシャジンが多い。
ハクサンシャジン Adenophora triphylla var. hakusanensis
乳頭山頂をバックに。
花のアップ

ハクサンシャジンとミヤマキンバイ? シャジンロード

シロバナトウウチソウ Sanguisorba albiflora とハクサンシャジンが混じるお花畑。
バックは秋田駒ヶ岳。



ハクサンシャジン以外の花たちを少し
ウスユキソウ Leontopodium japonicum ウメバチソウ Parnassia palustris

秋田駒に咲くウスユキソウの仲間はミヤマウスユキソウ(ヒナウスユキソウ) Leontopodium fauriei だが、
乳頭山ではただのウスユキソウ Leontopodium japonicum (ミネウスユキソウ Leontopodium japonicum var. shiroumense とする説もある)だった。

この花は何だろう。
ヤハズトウヒレン Saussurea sagitta だろうか。

タテヤマウツボグサ Prunella prunelliformis キオン Senecio nemorensis

荷葉岳(1254m)を望む鞍部にはキオンが群生していた。

笊森山との鞍部稜線から見た乳頭山


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(本頁は2016年9月23日にアップしました。)