釣りキチの里、ネコバリ岩のヒミツ

昨年(2008年)の秋、野草の撮影で秋田県内のあちこちを廻っていたら、五城目町の山奥で昔懐かしく、小ざっぱりした茅葺屋根のおうちを見つけた。
入口にある看板で、このおうちには盆城庵(ぼんじょうあん)という名があり、宿泊施設として開放されていることも知った(詳細はこちら)
このおうちのある集落名だが、『蛇喰』と書いて『じゃばみ』と読む。なんか怖そうな地名なので、ここでは野草の撮影もしないで発ち帰ったような次第。
今年の秋、またまた野草の撮影で走り回っているうちに、昨年の盆城庵がふと気になり、9月中旬にまた来てしまった。
すると入口にこんな立派な看板が出来上がっていた。
三平君の案内によると、このすぐ奥に『釣りキチ三平の家』(ほんとかな?)やネコバリ岩があるとのこと。
どちらも今日初めて知ったばかりだが、折角来たのだからと行ってみる。
釣りキチ三平の家
『釣りキチ三平の家』はほんとうに有った。
建物に這い上がっている蔓草は西洋朝顔ヘブンリーブルー。
元々民家だったが、映画『釣りキチ三平』のロケに使われてから、そう呼ぶようになったらしい。今は三平君も誰も住んでいない。
屋敷の内外にはジャンゴ花が適度に咲き乱れていた。
土手斜面の下のほうにはボタンヅル。
ボタンヅル。秋の野花1で登場済み。
ネコバリ岩に向かう途中、道端で青紫や黄色のシソ科に出遭う。
カメバヒキオコシ タイリンヤマハッカ。秋の野花2で登場済み。
 カメバヒキオコシ タイリンヤマハッカ キバナアキギリ。秋の野花1で登場済み。
上左のシソ科はずっとカメバヒキオコシだと思っていたが、正しくはタイリンヤマハッカのようだ。
葉の形はカメバヒキオコシそっくりだが、花冠が15mmと長いので区別するとのこと。
おっとっと。道草を喰い過ぎた。
肝心のネコバリ岩は
この流れは馬場目川。 岩に着目すれば、大トトロみたい。
樹木に着目すれば、天空の城ラピュタか。
こんな岩だった。ここでも三平映画のロケが行われた。
高さは約6m。こんなでかい石ころが何故ここにあるのか。
岩上で踏ん張る杉や広葉樹のど根性には敬意を表したいどころか畏怖さえ感じるが、
いったいどうやってこのように生長したのか。
以上、2009年9月中旬撮影。
◆ネコバリ岩の名の由来だが、当初私は猫のばり(小便)かなと思ったが、後で、全く違うことが判明。
 漢字で『根古波離岩』と書き、根が波のように張って離れた地面とつながっていることに由来するようだ。

◆ネコバリ岩の記述に際しては、次のサイトを参考にさせて頂いた。
 旧知の菅原徳蔵氏・山釣り紀行/源流岩魚写真館中の実写版映画「釣りキチ三平」秋田ロケ風景
 ブログどら焼き親父写真館こちらの頁など。

◆この山域はヤマビルが多い。初夏から秋にかけて、多く発生し、特に雨が続いた後などは要注意。履物や服装には注意し、 出来たら忌避剤も準備されたし(こちら参照)。
 私が2009年9月中旬に訪ねた時は襲われなかったが、これは日照りが続いていたせいだろう。

約一ヵ月後の10月中旬、もしかしたら紅葉が綺麗なのではと思い、また寄ってみた。
『釣りキチ三平の家』付近から更に奥の方を望む。
馬場目川の清流
残念ながら、必ずしもそうとは言えなかった。
今年は全県的に紅葉がイマイチ(⇒こちら)。発色と同時に枯れも進んでおり、がっかりすることが多かった。おそらくここもそうなのだろう。
しかしネコバリ岩は立派だった。
今回は『ハウルの動く城』を連想してしまった。
もっと水量が多かったら、浮いてるように見えたかもしれない。
馬場目川はわずか20キロで八郎潟(湖)に流れ込む。
帰り際に『釣りキチ三平の家』方面を遠望。
雨にかすむ北ノ又集落。右端が『釣りキチ三平の家』。

私は釣りは一切しないが、今年は春から不思議と『釣りキチ三平』に縁のある年だった。
 スプエフェ三昧2009 西成瀬編  2009年の紅葉はめそっ/鳥海編 

本サイトで茅葺屋根のおうちを取り上げるのは、春の『秋田の桃源郷』以来、これで二回目。

最後に盆城庵
2009年10月中旬の盆城庵

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(本頁は2009年12月5日にアップしました。)