春を追いかけて高みへと 2
秘境ぶな森、そして須川高原

こんな天気の好い日、大場谷地だけで帰ってしまうのは勿体無い。
少し遠回りになるが、玉川ダムから阿仁方面に抜けてみることにした。
車はダム湖から西に派生する沢をドンドン昇って行く。森林が切れた途端、
目の前にドーンと岩山が現れた。
2010/05/31
かつて見た海谷山塊みたい。
こんな立派な岩山なのに地図には名前も載っていない。
すぐ隣にはこんな凄い滝もかかっていた。
北海道の層雲峡にでも来たような気分。
こんな岩壁をどうやって越えるのか。
意外にも、岩山と滝の間には立派なトンネルが穿たれていた。
トンネル入口(玉川側) トンネル出口(阿仁側)
ぶな森トンネルを抜けると・・・
北の方には、広大な森林風景が開けていた。先ほどと同様、岩壁が連なり、立派な滝もかかっている。その向こうはどうなっているものやら。

道路端の斜面にシラネアオイが咲いていた。
秋田では低地から高山まで広く分布し、けっして珍しい花ではないが、深山の谷筋で出くわすといつも(*^o^*)となってしまう。
シラネアオイ キバナイカリソウ
この付近にはまだ春の女神様がいらっしゃる。

樹海の彼方にゆったりと佇む山は
森吉山 1454m

折角の機会なので、秋田の春の山岳風景を今少し続けてみよう。



(`◇´)おらごど、山のゆっこさ、ちでえってけれ。(邦訳: 私を山の温泉に連れて行ってくれ。)
と実家のアバ(母親)が催促するものだから、
6月6日の休みは須川温泉に向かうことになった。こちらは秋田県の南東端。岩手や宮城の県境近くに位置する。
2010/06/06
虎毛山(1433m)。平らな山頂部には高層湿原が広がる。
小安峡から山岳道路を昇る。
西の方角を見ると、意外に立派な山が並んでいることに気付く。
中ほどの尖った山は吹突岳(1221m)、右奥は高松岳(1348m)、小安岳(1292m)の連なり。
秣岳の中腹をぐるっと廻ると、小さな湖にたどり着いた。
須川湖
湖面の標高はおよそ1050m。周囲のブナは今が新緑の真っ最中。
秣(まぐさ)岳 1424m
秣岳から馬糞森(左)への連なり
こんな綺麗な景色が秋田にあったとは!!
左、栗駒山(1628m)。右、馬糞森。
そして須川温泉。一帯は須川高原とも呼ばれる。
岩手県の須川温泉(標高1126m)。奥の駐車場あたりが県境。
残念なことに今日は鳥海山は見えなかった(どうしても見たい方はこちらの二枚目写真へ)。
ご記憶だろうか。
2008年6月14日に起きた岩手・宮城内陸地震(マグニチュード7.2)の震源はこの温泉のすぐ近くだった。
土砂崩れで多数の死者行方不明が出た(いまだに行方不明の方もいらっしゃる。合掌)。栗駒山を巡る道路もズタズタに寸断され、
地域の住民の生活に甚大なダメージを与えた。

あれから二年。前週(2010年5月30日)、国道342号線の岩手県側がやっと開通した。
今日、須川温泉に人が多いのはそのせいか。かつての賑わいが戻ったかのようだ。
須川温泉から望む秣岳
秣岳の雪形を見て、「人が立ってるようだ。」とアバが言い出した。
この雪形、私には、ウルトラマンかセブンがシュワッチしてるように見えた。

何か咲いてないかなと高原を巡る。
ショウジョウバカマ ハナヒリノキの春紅葉
さすがにこの時期、咲いてる花は少なかった。

北の方角に見える大きな山は
焼石岳 1548m
あと半月、いやひと月したら、焼石の稜線は↓こんな風になるかも・・・。
1992/06/27 東焼石岳の稜線


次(再び、大場谷地)行くよ〜
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(本頁は2010年6月26日にアップしました。)