白いお山と日本庭園を愉しむ |
今年のゴールデンウィーク前半は家族で一泊だけの温泉旅行、後半は花見(私の場合、もっぱらスプエフェ)と庭シゴト・・・
などと考えていたが、蓋を開けたら、まともに出来たのは前半の温泉旅行だけだった。特に後半は天気が悪く、雪こそ降らなかったが、
外で何かしようという気分にはなれなかった。昨年に引き続き、ほぼ沈殿の四連休だった。
せめて前半の小旅行エピソードを紹介してみる。
極めて個人的な話で恐縮だが、私は山の姿を眺めるのが好きである。特に残雪期の山には目が無い(⇒白いお山フェチ)。
今日の宿泊地、あつみ温泉(山形県庄内地方)に行くのに、私はわざわざ横手、湯沢、そして山形県の新庄を通っている。
えらく遠回りしてるが、横手で老母を拾う関係で、これはしょうがない。しかし白いお山を眺められた点では遠回りした以上の収穫があった。
まずは湯沢市の郊外で見たおぼろげなる鳥海山を二枚。
既に本荘から眺めた鳥海山は三月に紹介している(こちら参照)が、横手や湯沢など、秋田県南内陸部から見た鳥海山はまた違う。
このように綺麗な富士山型になる。ただし本物の富士山(世界遺産)と違うのは、やや緩やかで、雪がすこぶる多い点か。
山頂から山裾までこんなにすっぽりと雪に覆われる山って、国内ではそうは無いと思う(後で知ったことだが、海外を含めても珍しいようだ)。
次いで、山形県では新庄の辺りからも富士山型に見える。
山形県の真室川(新庄市の近く)から眺めた鳥海山
いずれの姿もあまりポピュラーとは言えない。距離が40〜50キロと遠く離れており、肉眼では小さくしか見えない、
また雲に隠れたり、霞んで見えにくいことが多いのもその理由か。
新庄を通った序に、東側の奥羽山脈を。
厳密には神室山地。
左から前神室山(1342m)、神室山(1365m)、台山(1078m)、天狗森(1302m)、小又山(1367m)を経て火打岳(1238m)。
いずれも地元以外はさっぱり知られていない山達だが、
左から火打岳(1238m)、八森山(1098m)、杢蔵山(1027m)
裏側、最上町の方から望むと・・・
これまた立派な山姿に変容する。何やら北アルプス後立山連峰を彷彿とさせるものがある。
標高が1200〜1300m程度の山とはとても信じられない。これも雪のなせるマジックか。
火打岳(1238m)
小又山(1367m)
小又山山頂部のアップ。
左の方に種蒔き爺さんのような雪形が見えた。
一転して、山形県あつみ温泉の某ホテル。中に入ると、
素晴らしい日本庭園
があり、その全景は客室からも望めるが、
折角来たのだから、実際に立ち入ってみよう。
このホテル(たちばなや)は料理も風呂も良かったが、個人的には中庭の日本庭園がとても良かった。
眺めている途中、雨脚が強くなったが、それでも鑑賞出来る。
日本庭園は雨にも強く造られている。
以上、ざっと観ただけでも素晴らしい。
奥の方に見える白い花はミズバショウ
資金に余力があれば、また来て、じっくり眺めてみたいと思う庭だった。
次行くよ〜 管理者注:本頁の写真は(`◇´)何人たりとも無断使用はまかりならん!
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(本頁は2013年5月11日にアップしました。)