2019年ロンリーハーツ植物紀行
4月9日、万寿山に再チャレンジ。

花巻の万寿山は3月20日に訪ねているが、この時は詰めが甘かったようだ。
肝心の雪割草(ミスミソウ)にはほとんど会わずじまいだった(頁はこちら)。
その後、寒の戻りが長く続き、なかなか再訪できずにいたが、我慢しきれず、4月9日、再チャレンジに及ぶ。
今回は表参道から鉄塔まで登ったら、(展望のない)山頂には寄らず、いわゆる周回コースを歩いて、再び台温泉に下りることにした。

万寿山の登山口

表参道とは言っても万寿山の登り口はご覧の通り、民家の間の細道から始まる。

セリバオウレン Coptis japonica var. major

ショウジョウバカマの蕾とミスミソウ ショウジョウバカマ Heloniopsis orientalis

ミスミソウ Hepatica nobilis

今回はセリバオウレン、ミスミソウの他に、山頂部ではショウジョウバカマも咲き出していた。
イワウチワの蕾はまだ硬かったので、今回は無理かなと思っていたら、周回コースの終わりの方で、ホンの数輪だけ開花に遭遇。

イワウチワ Shortia uniflora var. orbicularis シュンラン Cymbidium goeringii (蕾)

他の花はサッパリだった。
ちょっとエレガントな芽出し。
ツルリンドウ Tripterospermum japonicum
ツルシキミ Skimmia japonica var. intermedia f. repens
だろうか。

ヤドリギ Viscum album subsp. coloratum 周回コースの終点は
意外にも高級旅館の門だった。

ミスミソウは咲いていたものの、小さな白にピンクが少し混じる程度でなんか物足りない印象。
周回コースで出会った地元の親切な方によると、
「昔はこんなもんじゃなかった。足の踏み場もないくらい密生していた。観光客が多くなりすぎたので、減ったのかも。
でも近くにもっといっぱい生えてる山が・・・。」
と聞いたが、それは前回(3月20日)の訪問時、偶々見つけた山と同じだと分かり、ただちにそちらに向かった。ε=ε=へ(+´π`;)ノ


以降、近くの別山。
近くの別山の登山口

ここの雪割草(ミスミソウ)は大きめの株が多かった。
ミスミソウ Hepatica nobilis


ミスミソウ Hepatica nobilis
今日、出会った中では最も濃いピンク株。
別の山の山頂への登り

折角なので、別山の山頂もめざしてみる。
登山道は緩やかだったが、樹林でほとんど展望無し。花も無し。樹林越しに見えた白いお山は早池峰山か。


この山のミスミソウ群生地は主に北斜面に有り、万寿山に較べると開花が遅い。この先も当分の間、愉しめるかもしれない。


別山を下山後、向かいの小山をちらと眺めたら、
なっ( ̄π ̄;なんとそこには、雪割草(ミスミソウ)がいっぱい咲いていた。

ミスミソウ Hepatica nobilis


ミスミソウ Hepatica nobilis こちらは
キクザキイチゲ Anemone pseudoaltaica

こちらのフィールドは南斜面なので開花が早く、既に終盤モードだった。
いずれにしろ万寿山の周辺は雪割草(ミスミソウ)の宝庫だと知る。


帰りに刺巻(仙北市)のミズバショウがどうなってるか気になったので立ち寄ってみる。
正直言って今年は疎らだった。


ミズバショウ Lysichiton camtschatcense




次(山形のとある山)へ行く。
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(本頁は2019年4月26日にアップしました。)