2016年ロンリーハーツ植物紀行
真夏の真昼岳に花園を見た。(1)

7月31日、秋田岩手県境に聳える真昼岳(1060m)に行ってまいりました。
大曲郊外から望んだ早朝の真昼岳。
やませ特有の雲がかかっており、近づくと雨がパラパラ降っていた。

今どき珍しく山麓から森林帯をけっこう長時間歩いて登ります。
メジャーな山でないせいか、はたまた時期的なものなのか、登山者は少なく、
この日、秋田側から登ったのは私とかなり遅れてもうひと組だけでした5月22日、オサバグサを見に行った時はけっこう居たのに)
登り始めの森林帯は、クマさんが恐かったので、奇声を発しながら登りました( (´π`;)昇りの時は不思議とクマよけ鈴が鳴りにくい。下山時は逆に煩すぎる)
林の中に花はさっぱりでした。
この巨木を過ぎたあたりから、本格的な森林と登りに突入します。
ソバナ Adenophora remotiflora

エゾアジサイ Hydrangea serrata var. megacarpa クルマユリ Lilium medeoloides

ジャコウソウ Chelonopsis moschata オクモミジハグマ Ainsliaea acerifolia var. subapoda
林床では秋の野草も咲き始めていました。

中腹より上は綺麗なブナの純林が続きます。

シャクジョウソウ Monotropa hypopithys コイチヨウラン Ephippianthus schmidtii

ヤセヅル尾根を過ぎると、低木林や笹藪の中を進みますが、今回は濃霧のせいで視界はさっぱり。
花もさっぱりでした。
クガイソウ Veronicastrum japonicum

花の終わったオサバグサ
Pteridophyllum racemosum
シラネアオイ Glaucidium palmatum の実

ハクサンフウロ Geranium yesoemse var. nipponicum

キオン Senecio nemorensis 真昼岳山頂
そうこうしているうちに真昼岳山頂に到着。
この暑い時期に、さして高くもないくせに難儀する真昼岳に登ったのには理由があります。
それは・・・
このようなお花畑を見るためです。
場所は真昼岳山頂ではなく
少し南に連なる通称・南峰の南側急斜面。

ヤマルリトラノオ Pseudolysimachion kiusianum ssp. miyabei var. japonica

今咲いてるコバルトブルーの穂花はヤマルリトラノオ (オオバコ科)。
日本海側の山地や海岸でときどき見かける花ですが、このように群生するのは珍しく、
この地はたぶん国内、いや世界最大規模の群生地と思われます。

日本の自然界でコバルトブルーの花は極めて少なく、また一緒に咲く他の花とのカラーハーモニーも素晴らしく、
イングリッシュ・ガーデンのようだと仰る方も居ました。。
不思議なことにこのお花畑を撮影している最中に天気が回復して来ました。

前面のピンク花はハクサンフウロやタカネナデシコ


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(本頁は2016年8月27日にアップしました。)