2016年ロンリーハーツ植物紀行
初めての真昼岳・花紀行

あまり知られていない山だが、秋田岩手県境にある真昼岳に5月22日、登ってきた。
標高は1060mと低いものの、麓からテクテクなので前回の太平山と同様、けっこう登りごたえがあった。
足弱のワタシは当初、峰越林道からアプローチするつもりだったが、あいにく通行止め(秋まで続くとか)なので昔からある赤倉ルートを辿る。
何ゆえ今頃、真昼岳なのか。花咲く羊歯(シダ)とも言われる珍草オサバグサを見たかったからだ。
最近よく見るようにしている山の花関係のfacebook上にそろそろ見頃との投稿があったので、この日に決行した。
山麓から見た真昼岳

アズマシロカネソウ Dichocarpum nipponicum の実姿
歩き始めてすぐの沢沿いには格別珍しい花はなかったが、
アズマシロカネソウがうじゃうじゃ生えていたのには少々驚いた。
森林帯に入ると花は少なくなり、有っても地味なものばかり。
イチヨウラン Dactylostalix ringens シシガシラ Blechnum nipponicum
早くもオサバグサが!
と思ったが、残念、純正羊歯のシシガシラだった。
その後もずっと森林は続くが、新緑期のブナ林はとてもいい感じだった。

ヤセヅルまで登るとやっと眺望が開けた。
真昼岳の北に連なる和賀岳や秋田駒、そしてブナに覆われた山々の眺めが素晴らしい。
ヤセヅルから和賀岳と秋田駒ヶ岳(左奥)。

ツクバネソウ Paris tetraphylla クルマバツクバネソウ Paris verticillata

タケシマラン Streptopus amplexifolius

もう一枚

イワカガミ Schizocodon soldanelloides オサバグサ Pteridophyllum racemosum

念願のオサバグサに会えたのは、山頂がだいぶ近くなってからだった。
個人的にはこの花は亜高山帯針葉樹林に群生しているものと思っていたが、ここでは林ではなく笹薮の下だった。
笹が刈り払われた登山道脇では小規模ながら群生しているところもあった。
オサバグサ Pteridophyllum racemosumの小群生。

ここでオサバグサ Pteridophyllum racemosum のプロフィールを。
ケシ科の一属一種(オサバグサ科とされたこともある)。葉は櫛の葉状に深く裂け、ある種のシダの仲間のように見える。
機織りの筬(おさ)に似ていることからこの名が付いた。日本固有種で本州の中部地方、東北地方に分布。
亜高山帯針葉樹林の林床、林縁に稀に生える。山野草として栽培されることもある。

山頂からの眺め。
北側を望む。和賀岳と秋田駒ヶ岳(左奥)。

南側を望む。女神山(956m)は意外に厳しい表情を見せている。

真昼岳山頂。
南西方向に遠く鳥海山が見えた。
仙北平野(横手盆地)の眺めが素晴らしかった。
山頂付近は笹薮に覆われている。
登山道沿いにはシラネアオイがよく目立っていた。
山頂付近で見た花。
シラネアオイ Glaucidium palmatum

ミツバオウレン Coptis trifolia はじめミヤマキンバイかと思ったが、
正しくはエチゴキジムシロ Potentilla togasii と後で知る。


次(太平山)行くよ〜
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(本頁は2016年6月18日にアップしました。)