lapisさんが語る英国園芸の意外な真実:2007年
2.冬庭を愉しむ(前編)/燃える枝、語る樹木

2007超暖冬の庭 ーイギリス編2ー  冬の小さな楽しみを見つけに 2. ーA hazy Shade of Winterー

23347.lapis@イングランド(日本里帰り中)   2月27日(火) 1時40分
・・・イギリスの冬の庭で主役を務めるのは CornusSalixなど、落葉したあとカラフルな枝を見せてくれるシュラブshrubたちです。
今回は他の植物との植栽の妙をお見せできないのが残念ですが、少しでもその良さをわかっていただければうれしいです。
最初のこの2種はサリックスSalixのようです。
芝生を守るために、何処のガーデンも冬の間は立ち入り禁止の場所ができるので、この池の周りも近づく事ができず、名札の確認ができませんでした。
念のためにRHSの人に写真を見せて確認したのですが、たぶんSalixであろうとのことでした。遠目にはそれくらいCornusと見分けのつかない事もあります。
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右上の白いトゲトゲのは以前に葉のある画像を貼ったことがあるルブス・コックバニアナス(コクブルニアヌス) Rubus cockburnianus です。
Rubusは白、ピンク、赤、紫などの一重のバラに似た花をつけますが、R.cockburnianusは、冬の白い枝がお目当てです(┬┴┬┴┤π`;) こちらかなと思ったら、名前が違ってた)
この冬初めて、黒紫の枝のコルヌス・アルバ ‘ケッセルリンギアイ’ Cornus alba `Kesselringii' を見ました。実際には写真よりもっと黒っぽい感じです。
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黄色いのは、コルヌス・セリセア(ストロニフェラ)Cornus sericea(stolonifera) 'Budd's Yellow' 
右はコルヌス・サングィネア(セイヨウミズキ)C.sanguinea 'Midwinter Fire'
落葉直前にオレンジイエローに紅葉し、冬の枝は黄からオレンジのすばらしいグラデーションに変わります。
遠くから見ると、まるで炎が燃えているような、フェニックスが羽を広げているような、そんな感じになります。
この画像のはまだ若いせいか、残念ながらそれほど燃え上がるようにはなっていません。

23345.lapis@イングランド(日本里帰り中)   2月27日(火) 1時35分
時期的に少し遅くなってしまったので外そうかと思ったのですが、イギリスの冬の庭には欠かせない植物なので、
やはり挙げておくことにします。
それは、ウィンタージャスミンとマホニアです。
グレーな天気の中でも、けなげに咲く小さな花ジャスミナム・ヌディフローラムJasminum nudiflorum
英名 Winter Jasmine(┬┴┬┴┤π`;) 和名 オウバイ
11月から2月の間、寒さに震えながらも葉のない茎に小さいpure yellow の花を次々につけてくれます。
こちらの人はこの小さな花に励まされて冬を乗り切ることができるのではないかしら、とさえ思えます。

同じく黄色い花をつけるMahoniaヒイラギナンテンの仲間たち。
時期をずらして、いろいろな品種が花をつけます。
日本では和風の庭にしか合わないように思われているようですが、なんのなんの洋風の庭にもよく合います。

画像左は、ウィンタージャスミン Jasminum nudiflorum
↓は、左が、マホニア×メディア Mahonia x Media 'Underway'(チャリティー'Charity'よりも花穂が長いようです)
右は、マホニア・ロマリーフォリア Mahonia lomariifolia
南中国原産のヒイラギナンテンで、この冬あるガーデンで発見!初めて見ましたが、葉っぱのギザギザがとてもきれいです。
   
マホニア×メディア Mahonia x Media 'Underway' マホニア・ロマリーフォリア Mahonia lomariifolia

23346.
香りと言えば、これまた日本でもおなじみのハマメリス Hamamelis、英名はWitch Hazel(┬┴┬┴┤π`;) 和名 マンサク)
これもこちらの2月の庭には欠かせません。いろいろな園芸種のものがありますが、日本のマンサクH.japonica より花も多く、香りも強いように思います。
画像はハマメリス×インターメディア Hamamelis x intermedia 'Savill Starlight'
次は
Hamamelis x intermedia 'Jelena'↓
23350.lapis@イングランド(日本里帰り中)   2月27日(火) 1時51分
夏の間は、華やかな花や落葉樹などの背景として、ひっそりと鳴りを静めていた針葉樹や常緑樹が、その存在をアピールするのも冬ですね。
寒さの中に、凛として立つその姿はとてもいいものです。
CornusSalix のよさがより目立つのも、針葉樹や常緑樹の背景があってこそと言えるでしょう。
(針葉樹のスレでたくさん画像が出ましたので、今回は画像無しです。またすばらしい針葉樹に出会ったときに改めて書き込みをしますね。)
そして、落葉樹のさまざまな形を楽しめるのも冬ならばこそですね。
夏の間、葉を茂らせていたときにはわからなかった樹形に気がつきます。
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樹形だけでなく、樹々の幹の美しさや面白さに気付くのも冬なればこその楽しみです。
エイサー(アケル)・グリセウム Acer griseum アビエス・プロセラ(ノーブルモミ) Abies procera
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左は白樺、右は桜ですが、冬になると皮がめくれ上がります。(画像ではちょっとわかりにくいのですが・・・)

行くよ〜
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(本頁は2007年3月21日にアップしました。)