lapisさんが語る英国園芸の意外な真実
小さな春の兆し スノードロップの白いさざなみ 2009A
プラス モノクロ植物、くねくねプランツ、山野草・・・

lapis@三寒四温のエゲレスから (序の口/1回)   2009/03/06(金) 03:12
No. 3217
2月14日にチェルシー・フィジックガーデンの Snowdrop Days に出かけて来ましたので、今年もみなさまにほんの少しだけ小さな春の兆しをお届けいたします。

イギリスはこの冬例年にない寒波になり、南部も18年ぶりとかの大雪に見舞われ、スノードロップもヘレボルスも例年より半月以上遅い開花になりました。
フィジックガーデンのSnowdrop Daysも急遽1週間遅らせてのオープンデーになりましたが、それでも昨年に比べると蕾のままの花が多かったようです。
自然相手のことは、本当にタイミングがむずかしいですよね。
私が出かけた次の週が一番いいタイミングだっただろうと思われますが、こればかりは仕方がないですよね。

そんな訳で、今年のレポートはもういいか・・と思っていたのですが、
モウさんからのご要請もありましたので、遅ればせながら春を告げる最初の花を楽しんで頂ければうれしいです。

ご存知、Snowdrop Theatreと呼ばれるひな壇です
今年は鉢上げする花も開花が遅れたせいか数が少なく、少々寂しい感じです。





















No.3218
ちなみに昨年はこんな風でした。
┬┴┬┴┤π`;) 詳しくはこちら参照

No.3219
スノードロップは、なんと1000種近い品種があるそうですが、その大部分が自然交配によるものだとの事です。
(イギリスだけでも700種以上あるとか!)
スノードロップは、こちらでは2月の花と言うイメージがあるのですが、品種が多いので、実は10月から4月まで、どれかが咲いているということになるそうですよ。
花の形や大きさ、グリーンの部分(marking)の入り方などそれぞれ微妙に違いがあって専門家でも名札を失くすとなかなか判別がつかないとのことです。
スノードロップ(たぶん、Glanthus nivalis)は、4世紀にはすでに花についての記述があるそうで、昔から人々に愛されてきた花なのでしょうね。
Galanthus 'Javinia'

No.3220
G. 'Angles Abbey'
Angles Abbeyは、スノードロップで有名なケンブリッジにある庭園です。
No.3221
G. 'Will Thompson'

No.3222
G. 'John Gray'

No.3223
G. 'Lady Beatrix Stanley'

No.3224
G. elwesii 'Anglesey'

No.3225
G. elwesii var.monostichtus

No.3226
G. 'Magnet'

No.3227
G. 'Cordelia'

No.3228
G. 'Lavinia'

No.3229
G. caucasicus

No.3230
G. nivalis 'Atkinsii'

No.3231
G. 'S.Arnot'
ほのかなやさしい香りのスノードロップです♪

以上、ほんの少しだけスノードロップのご紹介でした。
No.3232
そして、これはエランティス Eranthis (英名 Winter Aconite)
前にもご紹介しましたが、
スノードロップと同時期に咲き始めるので、庭園などでは一緒に植えられていることが多いのですが、
この花が咲くと辺りがパァーッと明るくなるような冴えた黄色です。
No.3233
フィジックガーデンは歴史が古いだけに、ロンドンの街中(チェルシーフラワーショーの開催場所のすぐ近く)にある小さいガーデンではありますが
なかなか由緒のありそうな樹木やシュラブもたくさんあります。
今回は、その中から冬のシュラブのお勧め2種をご紹介しますね。
ガリヤ Garrya
これは冬のシュラブとしてぜひご紹介したいと思いながら、今まで機会がなかったのですが、
ウォールガーデンの壁に平たく這わせてあるのは大きくなると本当に見事です。
ここのは自然のままの樹形ですが、タッセルがとてもいいでしょう♪
(タッセルの長さは15〜20cm、品種によっては35cm!にもなるものもあります。)
No.3234
こちらも冬の庭には欠かせないCorylus avellana 'Contorta'(英名 コークスクリュー・ヘーゼル Corkscrew Hazel)
これも大きくなると曲がりくねった枝振りが渋くてなかなか味わいがあります。
食用のヘーゼルナッツの採れるのは別種のセイヨウハシバミ Corylus avellana ですが、
このクネクネハシバミにも秋にはヘーゼルナッツが生って食べられますよ。
へ行くよ〜
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(本頁は2009年3月15日にアップしました。)