2019年ロンリーハーツ植物紀行
8月26日、鞍掛山にオオナンバンギセルを見た。

ここ二年ほど8月にはさっぱり山に行けないでいる。
一昨年は近親者の不幸があったし、昨年は母の介護に振り回され、8月1日以降、一ヶ月半にわたって山断ちを余儀なくされた。
今年は8月にもしっかりと山に行きたいと思っていたが、8月4,5日に大鳥池に行ったあと、左足の腫れがなかなか引けない。
それが癒えた8月14日、まだ登ったことがなかった百宅(ももやけ)ルートからの鳥海山に挑んでみた。
しかしこの日は自家用車(アクア)のアクシデントに見舞われた。
百宅の集落から林道を十数キロほど走り、登山口の大清水(おしず)へと向かったが、この林道、路面状態がすこぶる悪く、
大清水(おしず)の直前で左前輪がバーストしてしまった。それでも大清水(おしず)の広い駐車場までナントカ乗り入れ、
奇跡的に携帯が通じたので、JAFの救援を待つ。その間、6時間近く、↓の鳥海山をじっと眺めていた。

大清水(おしず)からずっと眺め続けた鳥海山

バーストした左前輪を
パンク修理キットで直そうとしたが、
焼石に水だった。
6時間近く待って、
JAFさんが駆けつけてくれた時は
ホント嬉しかった。

ところが、その後はディーラーの工場、タイヤ店がお盆休みなので、なかなかタイヤ交換修理が出来なかった。
その間、代車は有ったが、えらくでかいガソリン車が来た(燃費は数キロ/L)ので、遠出は諦めた。やっと修理が終わったら、8月も末近くになっていた
(実は(-_-;)その後も、タイヤ事故の余波でサスペンションに異常が見つかり、完治したのは9月末だった)。

そういうわけで、今年も8月は停滞を余儀なくされた。クルマが走れるようになっても、悪路はもうこりごりだ。
しばらくはタイヤバーストのリスクが少ない舗装道路を使って行ける山にしよう。


前置きが長くなり、恐縮。8月26日はちょっと遠出して岩手の二山を試みた(どちらも登山口まで舗装道路)。
最初に登ったのは、岩手山の南山麓にある低山、鞍掛山(897m)。
ここではそろそろ寄生植物のオオナンバンギセルが咲いてる筈。

午後、平ヶ倉稜線から見た鞍掛山。


早朝の樹林帯は薄暗く、花はさっぱり見えなかった。
キャンプ場への分岐点あたりからそろそろ花が現れるが、地味な花ばかり。
ソバナ Adenophora remotiflora カノツメソウ Spuriopimpinella calycina

トウヒレン属 Saussurea の一種 マルバキンレイカ Spiraea betulifolia
(咲き残り)

やがて右側が開けて森林が途切れると、そこにはハマウツボ科のママコナ(半寄生植物)が思いのほか多く咲いていた。
この花、秋田では横手湯沢の低山に多いのだが、最近、私が登るような山にはさっぱり生えていない(乾燥した酸性土壌の低山に多いように感じる)。
ここで会えて嬉しかった。
ママコナ Melampyrum roseum var. japonicum


肝心のオオナンバンギセルだが、
山頂が近づくと、道端の笹薮でパラパラ見かけるようになった。この山ではササに寄生しているのだろうか。

エゾシオガマ Pedicularis yezoensis
(ハマウツボ科)
オオナンバンギセル Aeginetia sinensis
(ハマウツボ科)


オオナンバンギセル Aeginetia sinensis ヤマハギ Lespedeza bicolor

山頂に生えていたのは・・・
ノコンギク Aster microcephalus var. ovatus

ゴマナ Aster glehnii タムラソウ(蕾)

ツリガネニンジン Adenophora triphylla var. japonica クサボタン Clematis stans
(咲き残り)

今日の親方(岩手山)は雲を被っていて、鞍掛山山頂からその姿は見えなかった。


鞍掛山には、9月7日にも寄っている。
この日は山頂には行かず、山裾の森林を散策しただけ。


森林の中で見かけたキノコなどを少し。

タマゴタケ(食用) シロタマゴテングタケ(猛毒)

名称不明の紫キノコ これはキノコではなく、
ヤマシャクヤクの実。


次(平ヶ倉)へ行く。
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(本頁は2019年12月12日にアップしました。)