2018年ロンリーハーツ植物紀行
5月27日、新緑の甑山(淑女編)

昨年秋、紅葉時期に訪ねた甑山(こちら)があまりにも佳かったので、新緑の頃にも訪ねようと思っていた。
ただし今頃の時期、東北の山はクマさんが怖い。私の場合、毎日が日曜なのでいつでも山には行けるものの、
花の撮影が主体なのでいつも単独行にならざるを得ない。
クマさん対策としていろいろ鳴り物は下げているが、これで十分とは言えない。今のところ、大勢でワイワイガヤガヤ行くのが一番の安全策のようだ。
したがって私の登り方だが、人気の少ない山には、極力、平日を避け、他の登山者も居ると思われる日曜に行くように努めている。
甑山も人気は少ないので、27日(日曜日)に決行した。
朝、主寝坂峠から見た甑山。左が男甑(981m)、右が女甑(979m)。

ところが朝8時半、前森山林道コース登山口に着いたら、先行者は誰も居なかった。
こうなったらしょうがないと意を決して歩き出したら、後続のクルマの音が。一人じゃなかったんだとひと安心し、先へと進む(結局この日の入山者は5,6名程度だった)。

赤い破線が今回、歩いたルート。
前森山林道登山口 ⇒ 荒沼湿原 ⇒ 大カツラ ⇒ 男女コル ⇒ 女甑山頂
⇒ 男女コル ⇒ 男甑山頂 ⇒ 男女コル ⇒ 大カツラ ⇒ 前森山林道登山口

まずは荒沼湿原に立ち寄り、女甑の岩壁を仰ぎ見る。

女甑山麓のブナ林はとても綺麗だ。まだギリギリ新緑だろう。

くぼ地には残雪が。 大カツラ

こちらは別の小カツラだが、樹形が凄まじい。 羊歯が多くなり、何やらジュラシックな雰囲気に。

ブナ林の中に花はさっぱりと思いきや、大カツラを過ぎた辺りから多く見かけるようになった。
他の低山ではひと月前に咲いていたスプリングエフェメラル類がいまだに健在だった。
ここは豪雪地帯なので春の来るのが遅いのだ。
ベニチャワンタケは三月下旬の男鹿毛無山(こちら)以来久々に見た。

オオバキスミレ Viola brevistipulata

サンカヨウ Diphylleia grayi オトメエンゴサク Corydalis fukuharae

キクザキイチゲ Anemone pseudoaltaica
もしかして今年最後かもしれない。
ベニチャワンタケ Sarcoscypha coccinea

スミレサイシン Viola vaginata

春の残り花を見ているうちに傾斜が急になり、男女コルに到着。

男女コルまで上がると、男甑、女甑、いずれを先に登るか迷うところだが、今回も前回同様、レディファーストで女甑を先にした。
女甑への上り道には花はほとんどなかった。傾斜はきついが、ロープや鎖箇所は無い。
ウゴツクバネウツギ Abelia spathulata var. stenophylla 女甑への上り道

二回目なのですんなりと山頂に到着。
加無山。左が女加無山(924m)、右が男加無山(997m)。

丁山塊。左から、雁唐山(1045m)、丁岳(1146m)、萱森(1070m)、大森山(1078m)だろうか。

女甑山頂は鳥海山がよく見える筈だが、今日は上半分が雲に包まれている。
しばらく待ったが、雲は動いてくれなかった。

大森山の右から鳥海山の下半分が。

それ以外の山々は割とよく見えた。
真ん中の平地にある市街地は横堀(湯沢市)、その左奥の三角形の山は東鳥海山(777m)。
その左肩にこの前、登った国見岳、右奥に大きく見えるのは焼石岳の山なみ。

神室連峰(左から前神室山、神室山、天狗森、小又山)をバックに
前森山(785m)。

女甑山頂(979m)で見た樹木。
ヤマウルシ 中に斑の入った葉はヤシャブシの仲間、
或いはツノハシバミではないかと教えて頂く。
他にはハナヒリノキ、ウラジロヨウラクなどツツジ科の低木が多かった。

女甑山頂付近から見た男甑。


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(本頁は2018年6月22日にアップしました。)