2017年ロンリーハーツ植物紀行
10月14日、甑山見聞録(淑女編)

10月14日、山形秋田県境にある甑山(こしきやま)に登って来た。
標高は1000mに満たない低山だが、傾斜がきつく、登山はけっこうしんどそうだ。
夜明け前に山麓に到着。小雨がぱらついていたが、不思議とこの山の上だけは晴れていた。
早朝、主寝坂峠から見た甑山。
左が男甑(981m)、右が女甑(979m)。今回はその間の鞍部、男女のコルからアプローチの予定。

一瞬だが、モルゲンロートに遭遇。
モルゲンロートに輝く男甑。

甑山はずっと前から登りたいと思っていた。
昨年秋にアプローチしたところ、秋田県側は林道が通行止めだったため、断念した。
その後、友人から山形側の前森山林道は大丈夫だったとの情報を得たので、今回はそのルートから入山してみた。
ところが、林道の終点近くで大型トラックが林道に停まって伐採木の積み込み作業をしていた。
トラックの運ちゃんに聞いたところ、あと30分くらい待ってくれとのこと。
私の後から団体さんが乗ったマイクロバスやら他の登山者の車も来たが、みんな少し下流の交叉可能な場所に戻って待機せざるを得なかった。
スギ林でしばし待機。 前森山林道側の登山口

30分超のタイムロスの後、登山道を歩き出す。
気持ちの良いブナ林(おそらく二次林)が続く。林内の小道はほとんど平らで歩きやすい。
途中、大きなコブのあるブナの木が。

女甑の大カツラを過ぎると、だんだん傾斜がきつくなる。
ひと汗かくと男女のコルに到着。
男女コル

男女コルではどちらに行こうか迷ったが、まずはレディ・ファーストで女甑へ。
ほどなく樹林越しに岩峰、加無山が見えて来た。こちらも男女揃っている。
左が女加無山(924m)、右が男加無山(997m)。

女甑の上りは思ったほどきつくなかった。
女甑の上り 振り返ると、男甑の姿が見えるようになる。
コースタイム通り、30分かけて登頂。
女甑の山頂はけっこう広く、素晴らしい展望場所だった( (´π`;)あまりにも佳かったので一時間以上滞在)。

まずは西側から。
紅葉真っ盛りの丁(ひのと)山塊と冠雪した鳥海山の眺めが素晴らしい。


鳥海山と大森山(1078m)のアップ。

丁山塊は左奥から丁岳(1146m)、萱森(1070m)、大森山(1078m)だろうか。

丁岳(1146m)と萱森(1070m)

自信は無いが、雁唐山(1045m)だろうか。

北の方を望むと、
北側は左奥に姥井戸山(927m)、右手前に大仙山(920m)。
遥か遠くには、
左から秋田駒ヶ岳と白岩岳の重なり、右に和賀岳。

この日、北側は秋田県中央部に位置する男鹿本山や太平山、白子森まで見えた。
北東側には横堀(湯沢市)の街並みや焼石岳など。
真ん中の平地にある市街地は横堀(湯沢市)、その左奥の三角形の山は東鳥海山(777m)。
右奥に焼石岳の山なみ。

真東の中腹に小さな湿地が見えた。
中腹の小さな湿地はあとで荒沼と判明した。

東の奥の方に栗駒山や山伏岳。
左から栗駒山、手前に山伏岳。右に雲を被っているのが高松岳。

南東方向は逆光気味なのでちょっと見えにくかった。

神室山をアップで。
左から前神室山、レリーフピーク、神室山。

南の方を望むと男甑の山頂越しに月山が見えた。
男甑越しに月山。

他の皆さんのシャッターを押してあげたお返しと言うことで
珍しく自写真も。
男甑を見ながら男女コルへと下る。

次は男甑だーっ。

次(紳士編)へ行く。
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(本頁は2017年12月10日にアップしました。)