2018年ロンリーハーツ植物紀行
4月17日、筑紫森と岩谷山ダブル登山

4月17日は秋田市の奥地にある低山ふたつ、筑紫森(392m)と岩谷山(366m)に登ってみた。
まずは筑紫森。
登山口の少し手前から眺めた筑紫森。
(´π`;)この山は下界から非常に見えにくい。

こちらは既に何度も登っているが、不思議と記録が無い。いや有った。⇒ 昨年の11月

登山口から歩き始めると、裸の低木類がさかんと開花の真っ最中。
キブシ、アブラチャン、オオバクロモジなど。
アブラチャン Lindera praecox

初めは森林の中の緩やかな登りだが、途中から、様相は一変。
急こう配の岩尾根が現れ、ロープや鎖のお世話になりながら登ったり、迂回したり・・・
天狗の油こぼし

・・・と言いつつも、意外にあっけなく(10分程度で)山頂に到着。
そこには小さなお社があり、バックには太平山の連峰が立ち並ぶ。

太平山の盟主、奥岳

南の方を眺めると・・・
マルバマンサク Hamamelis japonica subsp. obtusata

ここは予想した通り、鳥海山のみごとなビューポイントだった。
筑紫森山頂から鳥海山

山頂付近(主に岩場)で咲いてた花たち。
今年初のイワナシ Epigaea asiatica オオイワウチワ Shortia uniflora

オオイワウチワ Shortia uniflora

山頂で休んでいる間、複数のヒオドシチョウが舞っていた。
うち一羽はすぐ近くの岩の上でじっと日向ぼっこ。おかげで至近距離から観察できた。
ヒオドシチョウ Nymphalis xanthomelas

山頂から西側、秋田市方面を望む。
山頂から西側の眺め。左の山が岩谷山。


次は岩谷山(366m)。
当初、ガイドブック等でも推奨しているユフォーレから登ろうと向かうが、 (´π`;)登り口がわからない。
結局、南山麓の砂子渕集落に戻り、赤い鳥居から挑んだ。
砂子渕集落から岩谷山を望む。
山頂付近に岩が剥き出しになっている。
山頂付近の岩のひとつ。

登り初めはスギの植林地だが、勾配のきつい山体に取り付くと広葉樹林に変わる。
花は殆ど無かったが、シュンランだけはイッパイ有った。
シュンラン Cymbidium goeringii

山頂手前の展望所(岩壁の上)からの下界の眺めは素晴らしかった。
しかし高所恐怖症の人にはちょっと厳しい場所だ。
展望所(岩壁の上)から砂子渕集落を見下ろす。

展望所(岩壁の上)から岩見三内や秋田市方面を望む。

展望所(岩壁の上)からは鳥海山もよく見える
のだが、昼以降はモヤってしまった。

四等三角点のある山頂からは北側、太平山の眺めが良いが、基本的に筑紫森山頂からと同じだった。
太平山系の一ピーク、御衣(みそ)森。

山頂で出会った{>(´π`)<}〃パタパタ。
ここでもヒオドシチョウがイッパイだった。 オオカメノキ Viburnum furcatum

オオカメノキ Viburnum furcatum


山を降りてから、周辺で見たもの。
カタクリ Erythronium japonicum キクザキイチゲ Anemone pseudoaltaica (濃色タイプ)

帰りに下界から見た太平山の山なみ


次(東光山)へ行く。
裏庭トップに戻る
モガ狂トップに戻る
管理者注:本頁の写真は(`◇´)何人たりとも無断使用はまかりならん!
(本頁は2018年5月7日にアップしました。)