2017年ロンリーハーツ植物紀行
9月9日、鬼首・禿岳に意外な花を見た。

九月の上中旬は何処の山に行こうか、ちょっと迷う時期だ。高山の花は多くが店じまいし、かといって紅葉にはまだ少し早い。
そういう時期の晴れた日は展望を愉しめる山がいい。てなわけで、
9月9日・土曜日は遥々宮城県まで越境し、禿(かむろ)岳に向かってみた。
鬼首の高原から望むその姿はいつ見ても素晴らしい。

北側、秋田との県境に横たわる須金(すがね)岳の姿もいい。
ちょっと日本離れした風景だなと思う。
禿岳は5月20日にも登っている。 ⇒ 「5月20日、禿岳に展望を期待して。

ところが今日は(花立峠から)いざ登り出すと、山形県側から次々と雲が湧き出し、途中はもちろん、山頂に着いても何も見えなかった。
よって今回は当初の目論見、展望の山旅にはならなかった。
また今回、花は期待してなかったのだが、こちらの方は必ずしもそうではなかった。
歩き出してほどなく意外な花がイッパイ咲いてた。
オオナンバンギセル Aeginetia sinensis
(寄生植物)
オオナンバンギセルは当てにしていた男鹿半島が今年は外れだった(こちら)。
ここで見られてよかった。

登山者は我独り、クマは居ないと分かっていても前半のブナ林急坂は少々心細かった。
一合目付近のブナ林。
この辺りは緩やかだが、この後すぐ急になる。
ユキザサ Maianthemum japonicum

ギンリョウソウモドキ(アキノギンリョウソウ) Monotropa uniflora
(腐生植物)
ドクツルタケ Amanita virosa(猛毒)

ブナ林内に花はほとんど無し。腐生植物や変なキノコばかりだった。
上の方に行くと、木の実が少し。
ミズキ Swida controversa

オオカメノキ Viburnum furcatum
6時50分、花立峠を出発し、山頂には8時40分頃到着。
折角上ったので、山頂の北部をうろつき、早い昼飯を食べたりしてガスが晴れるのを待つことにした。
すると登山者が続々と登ってきた。あっという間に山頂は人だらけ。さすがに仙台に近い山だと思った。
九合目の不動明王?様 禿岳山頂にて。 (´π`;)まだ禿げてない。

ガス晴れ待ちの間、ヒマなので、他の登山者のカメラ・シャッターを押してあげたら、
ワタシのカメラ・シャッターも押してあげると言う方が現れ、断り切れなくて山頂で記念撮影。割とよく撮れたので、遺影にでもするか。
山頂に二時間近くも居たら、さすがに少しずつ晴れて来た。
禿岳山頂から北側、1259m峰(中ノ沢の頭?)、そして虎毛山を望む。

神室連峰最高峰、小又山がチラリと・・・。

禿岳の東壁

山頂付近で見かけた数少ない花。
エゾシオガマ Pedicularis yezoensis
(半寄生植物)
イワショウブ Tofieldia glutinosa subsp. japonica
イワイチョウ Nephrophyllidium crista-galli

皮肉なもので下山を開始したら、ドンドン晴れて来た。しかし視程はイマイチ。
鬼首カルデラ西部を俯瞰。

オニコウベスキー場方面をアップで。

鬼首カルデラ北部を俯瞰。
左奥に栗駒山、右の黒い森は中央火口丘の荒雄岳など。

栗駒山のアップ。

山形県側、向町盆地の眺め。こちらも古いカルデラだと聞く。

此処は斯様にカルデラ地形の眺めが素晴らしい場所だが、あまり話題にはならない。

下山してから、車で山腹を走っていたら、咲いていた花たち。
テンニンソウ Leucosceptrum japonicum カメバヒキオコシ
Rabdosia shikokiana var. lecantha forma kameba
だろうか。

更に鬼首カルデラ内、国道108号線沿いに咲いていた花たち。
オタカラコウ Ligularia fischeri
とハンゴンソウ Senecio cannabifolius
ワレモコウ Sanguisorba officinalis

意外に思われるかもしれないが、オタカラコウもワレモコウも秋田ではほとんど見かけたことがない。

私事で恐縮だが、この山を下山する頃から、カメラ(ニコンD7100)の調子がおかしくなった。
(-_-;)これから本格的な紅葉シーズンを迎え、立て続けに山に行こうとしている時に何たることか。熟慮の結果、翌日、後継機種のD7500を購入、
D7100は修理に出し、バックアップ機として活用することにした。年金生活者には痛い出費となった。

次(虎毛山)へ行く。
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(本頁は2017年10月12日にアップしました。)