2017年ロンリーハーツ植物紀行
5月20日、禿岳に展望を期待して。

5月19日の秋田は素晴らしい五月晴れだった。
前日の男鹿本山、毛無山(こちら)に続いてどこか山に行きたかったが、いかんせん横手実家への奉公日なので下界からの眺めで我慢。
まずは鳥海山。
横手市平鹿町明沢から鳥海山
豊満な残雪姿にうっとり。

真南の方角、山形との県境に聳える神室山も北面を見ているせいかまだ白く気高い。
横手市十文字町から神室山

明日20日は神室山や鳥海山の雪姿をより高い場所から展望したいと思い、どの山に登るべきか物色してみる。
第一候補として泥湯三山のひとつ、山伏岳が挙がったが、下界から見るとまだ雪がいっぱいじゃないか。
横手市増田町から泥湯三山。
左から小安岳、高松岳、山伏岳。

結局、一晩考えて、山伏岳は諦め、鬼首の禿岳(「はげ」じゃなく「かむろ」だけ)に決定。
あの山なら雪消えも早いので楽に登れるだろう。

てなわけで、翌5月20日は禿岳をめざし、秋田市を未明に出発。
秋田自動車道、湯沢横手道路、そして国道108号線を南下。
朝7時頃、宮城県の鬼首に到着。
鬼首地区から見た禿岳。
水を張った水田に映る逆さ禿(「はげ」じゃない「かむろ」)が素晴らしかった。

その姿は上越国境の谷川岳を彷彿とさせるものがある。

花立峠に向かう途中から眺めた姿も素晴らしい。
花立高原から見た禿岳。

花立高原から見た須金岳。

標高796mの花立峠から歩き出す。比高は僅か465mだ。
花立峠の登山口。
これから辿る稜線が一目瞭然。

歩き出していきなり出会ったのは
コキンバイ Geum ternatum

エチゴキジムシロ Potentilla togasii
コキンバイは登山口だけだったが、エチゴキジムシロは山頂近くの稜線にもいっぱい咲いていた。

花立峠は山形との県境にもなっている。突然、西側(山形側)の景色が開ける。
葉山(1462m)。
右に月山も見えたが、山頂部は靄に包まれていた。

北東側には栗駒山。
奥の高いのが栗駒山(1627m)、左に伸びるのは秣岳(1424m)。

ほどなく樹林帯に突入。
ミヤマカタバミ Oxalis griffithii

ミヤマスミレ Viola selkirkii カタクリ Erythronium japonicum

樹林帯を抜けると・・・
ミネザクラ(タカネザクラ) Prunus nipponica

シラネアオイ Glaucidium palmatum ヒメイチゲ Anemone debilis

今回、花はあまり期待していなかったが、登ってみると意外にも多くの花が咲いていた。
写真は省略するが、他には下から、ツクバネソウ、キクザキイチゲ、タケシマラン、オオバキスミレ、ノウゴウイチゴ、ショウジョウバカマなどが咲いていた。
また山頂から少し北の稜線にニッコウキスゲ(現在は蕾)の群生地も見つけた。

展望云々と題しているようにこの山からの展望は素晴らしかった。
来し方(南側)を振り返ると・・・
中央の平らな山は翁峠(1075m)だろうか。右奥の目立つ山は甑岳(1016m)か。

鬼首盆地(カルデラ)を望む。
遥かかなたの大崎平野は雲海に覆われていた。

山頂付近から鬼首カルデラを俯瞰。

禿岳の稜線と大柴山、花渕岳への連なり。
北側を望むと・・・
山頂間近から、北側を望む。
左から禿岳北峰(?)、虎毛山、須金岳。右奥に栗駒山。

山頂に立つとやっと・・・
神室連峰の姿が見えるようになる。
今回の禿岳登山の主たる目的はこれだったのだ。
禿岳山頂(1261m)

神室連峰・神室山(1365m)

神室連峰・火打岳(1238m)

神室連峰の最高峰、小又山(左、1367m)と天狗森(右、1302m)。
両方の峰の間に鳥海山が微かに見える。

今日は神室連峰越しの鳥海山にも期待していたのだが、いかんせん登山を始めると同時に現れた靄でほとんど見えなくなってしまった。
一日早く19日に来ていたらバッチリだったと思うが、今更それを言ってもしょうがない。
次(大場谷地)へ行く
裏庭トップに戻る
モガ狂トップに戻る
管理者注:本頁の写真は(`◇´)何人たりとも無断使用はまかりならん!
(本頁は2017年6月23日にアップしました。)