2017カムイミンタラ花紀行
7月28日、層雲峡から大雪山・黒岳、北海岳へ(3)

(本頁は「7月28日、層雲峡から大雪山・黒岳、北海岳へ(2)」の続きです。)

赤石川や北海沢の流れや雪渓の近くには、本州で見られない花風景が展開していた。
北海岳(2149m)と北海沢の流れ。左の岩壁はクジャク岩。


エゾコザクラ Primula cuneifolia

エゾコザクラ Primula cuneifolia

エゾコザクラ Primula cuneifolia

エゾコザクラ Primula cuneifolia 白花も有った。

エゾコザクラ Primula cuneifolia
この日のエゾコザクラは愁いを秘めたピンク色だった。
それはたぶん日照のせいだと思う。
いわゆる雪田に多い花だが、此処では流れの際にも進出していた。
東北地方では同じような場所に雪の精のようなヒナザクラが群れている。
エゾコザクラ Primula cuneifolia

エゾコザクラの花筵の隣、やや乾いた場所には・・・
イワギキョウ Campanula lasiocarpa
イワギキョウは東北では限られた山の稜線ばかりで「高嶺の花」という雰囲気だが、
大雪山では場所を選ばずという感じで、黒岳のリフト下の草地にも群生していたのには驚いた。

ヨツバシオガマ Pedicularis japonica ジンヨウキスミレ Viola alliariaefolia
こちらは北海道限定種。

もう少し傾斜があって、なおかつ雪渓から水の供給があるような場所には
別のツツジ科が密な矮性低木叢を形成していた。

キバナシャクナゲ Rhododendron aureum
北海道と中部山岳には有るのに東北には無い。
今回は疎らにしか咲いていなかった。
エゾツガザクラ(エゾノツガザクラ) Phyllodoce caerulea

エゾツガザクラは月山や早池峰にも有るが、その数は少なく気息奄々と言ったところ。
見るならやはり北海道の高山だ。
とは言うものの、今回、エゾツガザクラの開花しているものは少なく感じた(1991年は:けっこういっぱい咲いていた。⇒こちら
これは時期的なものだろうか。或いは年によって作不作があるのだろうか。
コエゾツガザクラ f.yesoensis とアオノツガザクラ
エゾツガザクラとアオノツガザクラは雑種が出来やすく、
両種が混生している場所では様々な段階の雑種が見られると聞く。

アオノツガザクラ Phyllodoce aleutica とチングルマ(左上)

アオノツガザクラ Phyllodoce aleutica の群生


ミヤマリンドウ Gentiana nipponica

北海沢の渓谷斜面にびっしり咲くのは・・・
エゾノリュウキンカ Caltha palustris var. barthei エゾウサギギク Arnica unalascensis var. unalaschcensis

北海岳への本格的な登りが始まったら、花の種類がガラリと変わってきた。
イワブクロ Pennellianthus frutescens / Penstemon frutescens

イワブクロの白花品種と北鎮岳。 イワブクロ Pennellianthus frutescens / Penstemon frutescens

振り返ったら、黒岳が。なんかお座りワンコの後ろ姿のようだ。
黒岳(1984m)。奥にはニセイカウシュッペ山。


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(本頁は2018年1月26日にアップしました。)