2017カムイミンタラ花紀行
7月28日、層雲峡から大雪山・黒岳、北海岳へ(2)

(本頁は「7月28日、層雲峡から大雪山・黒岳、北海岳へ(1)」の続きです。)

黒岳の山頂は展望が素晴らしい。
新たに開けた西や南側に森林はほとんど見えない。途方もなく広大な高山帯ばかりだった。
気温もグッと下がり、 {{{゚◇゚;}}}ガクガク 震えながらの展望だった。
まずは真西。
真西側の眺め。北鎮岳(2244m)、凌雲岳(2125m)、上川岳(1830m)など。

時計と反対周りに、南側へ。
南西方向の眺め。御鉢平を囲む外輪山と最高峰、旭岳のアタマがちょろっと見える。

南南東方向の眺め。前日、行った赤岳や小泉岳、そして白雲岳が連なる。

白雲岳(2230m)。北海道では第三位。

東岳?付近のアップ。
大雪山ではこの辺が特にわかりにくい。左奥は石狩岳か。

南東方向の眺め。左から音更山、石狩岳か。右手前は赤岳の一部。

由仁石狩川源流部の山々、三国山、ユニ石狩岳など。

更に東の方向を見ると・・・
奥の山々は7月27日、三国峠から見た十勝支庁側のピリベツ岳や南クマネシリ岳と思われる。

いつまで見ていてもキリが無いので、石室の方に下りて行くことにした。
ご覧の通り、この先は高山帯ばかりが広がっている。今日の最終到着地は北海岳の予定。

しばし風衝地を歩く。前日の赤岳や小泉岳で見たような風景(こちら)だ。

先ほどの黒岳上り斜面とは全く違う花ばかり。
エゾイワツメクサ Stellaria pterosperma
とイワブクロ Pennellianthus frutescens / Penstemon frutescens

エゾハハコヨモギ Artemisia trifurcata var. pedunculosa
とエゾツツジ(花は終了)
イワギキョウ Campanula lasiocarpa

石室が見えて来た。北鎮岳の雪渓もみごとだ。
黒岳石室と北鎮岳(2244m)

途中の灌木茂みの下にゴゼンタチバナのみごとな群生があった。
どこの山でもよく見かける花だが、こんなにまとまり良く咲いてるのは初めてだ。
ゴゼンタチバナ Cornus canadense ゴゼンタチバナ Cornus canadense

平らな場所に下り立ったら、北側の鞍部から見慣れぬ山が。
天塩岳(1558m)

黒岳石室の十字路 バイケイソウ Veratrum album subsp. oxysepalum
この山では東北で一般的なコバイケイソウを見かけない。

石室の十字路からは北海岳に向かう。
北海岳(2149m)

ほどなく赤石川が現れ、渡渉する。
こんな高山帯によくもまあと驚くような川景色だ。
この川は巨大な噴火口・御鉢平の水を全て集めたもので、後で雄滝沢と名を変え、流星の滝となって石狩川に流れ落ちる。

これから先、見かけた花たちを列記して行くが、必ずしも出て来た順番ではない。
理由はこの谷間の植生はモザイクのようになっており、同じ花が何度も現れては消える。
同じような環境の生育場所に現れるものを緩くまとめて列記してみる。
まずはツンドラやヒースのような植物から。
白っぽいのはハナゴケ(地衣植物)の一種だろうか。

イワヒゲ Cassiope lycopodioides
東北の高山にも有るが、株は小さく、花付きも良くない。大雪山のものは見応えがある。

ジムカデ Harrimanella stelleriana
東北の高山にもあると聞くが、まだ見たことは無い。

ミネズオウ Loiseleuria procumbens
東北の山でもときどき見かける。
大雪山のものは花に赤味があるように感じる。
チシマツガザクラ Bryanthus gmelinii
八甲田や早池峰にあると聞くが、まだ見たことは無い。

ウラシマツツジ Arctous alpina var. japonica

ウラシマツツジの紅葉は美しいと聞くが、まだ七月なのに、一部の葉は紅葉していた。


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(本頁は2018年1月19日にアップしました。)