2017年カムイミンタラ花紀行2
7月27日、銀泉台から大雪山・赤岳、小泉岳へ(1)

大雪山登山の初日、7月27日は銀泉台から赤岳方面に登ることにした。
時間と体力に余裕が有ったら、小泉岳か白雲岳・・・と最終地点があやふやなまま、スタート。
こちらのルートは黒岳からのルート、最高峰の旭岳ほどメジャーではないが、
ホソバウルップソウやキバナシオガマなど他の山では見られないアコガレの花に遭える可能性が高いので、初日に行ってみることにした。
ホテルを5時前に出発、(コンビニで昼飯を仕入れ、)層雲峡を過ぎ、大雪ダムサイトに着いたら、今日、登る予定の大雪山の一角がやっと見えて来た。
晴天に感謝。しかし肝心の赤岳がどれなのかよく分からない。
大雪ダムサイト付近から望む大雪山東側の一部。
山座同定は自信がないが、左から東岳(2067m)、赤岳(2079m)、ちょこんと突き出したのが烏帽子岳(2072m)、右端に黒岳(1984m)だろうか。
肝心の赤岳が分かりにくい。

今回、登りはしないが、石狩岳方面の山々も見えた。
同じく大雪ダムサイト付近から望む石狩岳連峰。
山座同定は自信が無いが、左からユニ石狩岳(1756m)、音更山(1932m)、石狩岳(1967m)だろうか。

登山口の銀泉台への林道は未舗装区間が多く、久々に埃を巻き上げながら走行。なんかワイルドな気分。
銀泉台に着いたら、平日早朝なのにクルマが20台くらい停まっていた。
クマ鈴を鳴らし、歩き出したら、パトロールの方から、
「随分と賑やかですね。大雪山のヒグマは登山道には現れませんよ。」と言われる。
「人食い熊の出没する秋田から来ました。」と言ったら笑われ、「こちらも山菜取りで沢に入る時は注意ですね。」とのアドバイス。
銀泉台登山口

歩き始めたら、目の前にみごとな巨大な秋田蕗ロードが。

アキタブキ Petasites japonicus subsp. giganteus
葉の直径が1mを超えるものも有った。
ウメバチソウ Parnassia palustris
まだ7月なのにもう咲いていた。

ここの蕗はでかく、葉の直径が1mを超えるものも有った。
秋田音頭の一節、「♪秋田の国では 雨が降っても唐傘などいらぬ 手頃な蕗の葉 さらりとさしかけ サッサと出て行くかえ」を思い出す。
エゾノレイジンソウは本州の高山でときたま見かけるオオレイジンソウにそっくりだった。
エゾノレイジンソウ Aconitum gigas エゾノレイジンソウ Aconitum gigas

樹林帯を抜けるあたりでリンネソウに遭遇した。
東北ではなかなか見られない花なので、ここぞとばかりに撮影に集中する。
しかし後でもっといい個体や群生に遭遇したので、 ここで撮った写真は全てボツとなったが、とても嬉しかったことだけは書きとどめておこう。

このルートはスタートした銀仙台の標高が既に1500mと高いせいか、樹林帯は意外とあっけなく終わってしまった。
これから先はずっと低木や草地ばかりの高山帯景観になる。
第一花畑の手前の眺め

第一花畑は雪解けの真っ最中で花影はほとんど無し(真夏以降ならばエゾツガザクラなどがいっぱい咲いていそうな雰囲気)

第一花畑を過ぎると、ウコンウツギのブッシュが続く。

本州では珍しい花なので撮影しようと近づくと、花の傷みがひどくて花のクローズアップ撮影には堪えられなかった。
地元の方の話では数日前まで荒天が続いたので、それで傷んだのではないかとのこと。
その後すぐ登山道脇に現れたエゾコザクラやキバナシャクナゲなど美形どころも傷んでいた。
傷みの少なかったのは地味な花ばかり。
チシマヒョウタンボク Lonicera chamissoi カラマツソウ Thalictrum aquilegifolium var. intermedium

コガネイチゴ Rubus pedatus アラシグサ Boykinia lycoctonifolia

駒草平への上りの間、北の方に立派な山々が見えた。
屏風岳(1792m)

網走との国境の山々を望む。
左から屏風岳(1792m)、武利岳(1876m)、武華岳(1759m)と思われる。

いずれも今回、その姿を見て地図で確認するまでは全く知らない山々だった。
ただしニセイカウシュッペ山は名前だけ知っていた。
ニセイカウシュッペ山(1883m)(朝、上りに撮影)。

駒草平からニセイカウシュッペ山方面を望む(午後、下りに撮影)。
左からニセイカウシュッペ山(1883m)、1800m超の無名ピーク、1811mピーク、平山(1771m)だろうか。

南東の方角には石狩岳の連峰が。
十勝との国境の山々を望む。左からポン音更山(1802m)、音更山(1932m)、
少し空いて石狩岳(1967m)、ニペの耳。右端の雲が掛かっている山はニペソツ山(2013m)だろうか。

登るにつれ、背丈を超える樹木はほとんど無くなり、膝よりもずっと丈の低い樹木(矮性低木)が多くなって来た。
キバナシャクナゲは東北では見られないので珍しい。ウラシマツツジは早くも紅葉しているものがあった。
キバナシャクナゲ Rhododendron aureum ウラシマツツジ Arctous alpina var. japonica

いつの間にか駒草平(標高1842m)に到着。
駒草平看板付近のイワブクロ群生

イワブクロ Pennellianthus frutescens / Penstemon frutescens

駒草平の看板付近で咲いてるのはイワブクロばかりだったので、
こりゃ岩袋平じゃないかと毒づいたものの、少し歩いたら、コマクサが・・・。
コマクサ Dicentra peregrina


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(本頁は2018年1月7日にアップしました。)