2018年ロンリーハーツ植物紀行
11月3日、姫神山と鞍掛山/岩手山展望。

11月3日は、岩手の姫神山に行ってみた。
花も紅葉も終わった姫神山に何故今頃、登るのか。目的は、雪姿になった岩手山を眺めるため。
岩手山の展望目的で姫神山に登るのは今回で二回目。最初は今年5月12日だが、この時は靄のせいで不発に終わった(記録はこちら)。
今回はそのリベンジ。天気予報では快晴とのこと。出来たらモルゲンロートも見たいと思い、自宅を午前2時半に出発したら、
こわ坂ルートの登山口には5時ちょっと過ぎに着いてしまった。
真っ暗な登山口で夜明けを待ち、6時ちょうどに歩き出す。
こわ坂コースは登り始めに伐採地を通る。ここからは岩手山がよく見える。以下の写真四枚は歩き出してわずか10分後の伐採地で撮ったもの。

こわ坂ルートから岩手山のモルゲンロート

こわ坂ルートから岩手山のモルゲンロート

こわ坂ルートから岩手山のモルゲンロート

八幡平も赤く染まっていた。

モルゲンロートを堪能した後は、寒々とした樹林帯をひたすら登る。
ここにはもはや花も紅葉も展望も無い。樹木の種類も植林したカラマツ以外はミズナラ、カバノキなどの雑木ばかりで、
ブナやスギの多い秋田の山とはだいぶ雰囲気が違う。
今日は無風だったが、もし風が吹いてたら、風邪の又三郎が出て来そうな場所だった。

雑木林の登り ホオノキの落果

今日のこわ坂コース、登山者は我独り。
上の方に行くと霜が降りていた。滑って手をつくとやはり冷たかった。

山頂が近づくと露岩が少し。 姫神山山頂標(1124m)

山頂に着いたら、田代コースから来たというご夫婦が居られた。
岩手山をバックに撮影の真っ最中。ここから眺める岩手山は本当に素晴らしい。
その姿は一見、シンプルな富士山型に見えるが、過去には大規模な山体崩壊と山体形成を何度も繰り返し、現在の姿になったのだと聞く。

姫神山頂からの岩手山をアップで。

右に八幡平を控えた岩手山の大観。

岩手山の左側には、秋田駒ヶ岳や笊森山、乳頭山が連なる。

和賀岳や雫石盆地方面を望む。
残念ながら、今日は鳥海山は望めなかった。

東側、北上山地を望む。
雲海の有る辺りは本州で最も寒いと言われる薮川地区だろうか。

下山はクルマを置いてある関係上、こわ坂コースをそのまま降りる。この時は数名の登山者と交叉した。
なお肝心の姫神山の姿は下山後、初めて見る。
下山後、山麓から眺めた姫神山。


姫神山から降りた後は、例のごとく時間が余った。
このまま秋田に帰るのも勿体ない。近場で岩手山の見える山にもうひと登りすることにした。
三石か、鞍掛かで迷ったが、紅葉がまだ残ってるだろうと鞍掛山に決定。

国道4号線を分れ南まで南下、津軽街道に乗り換えて今度は北上、
まもなく県道278号線に入り、西進。
相ノ沢牧野手前付近から岩手山を仰ぐ。
ちょっとわかりにくいが、左手前の台形の山が鞍掛山。

相ノ沢キャンプ場付近から鞍掛山を望む。

こちらのお山は前回同様、ハイカーが多かった。
期待していた紅葉はほぼ終わっていた。
カラマツ林 ミズナラの残紅葉

中腹より上は裸木ばかり。それでも十分綺麗だった。
落葉したミズナラ林の小道 滑らかな幹はブナの木だった。

裸木ばかりの林の中に一本だけ、紅葉したカエデが有った。
みんな立ち止まり、感嘆していた。
カエデの残紅葉

山頂が近づくと、ダケカンバが多くなる。青空をバックに白い枝や幹が眩しかった。
ダケカンバの梢 ダケカンバの幹。
樹皮は剥げやすく、近寄ってみるとブサブサだった。

もうすぐ山頂。
早池峰山

午前中、登った姫神山

鞍掛山山頂から岩手山を見上げる。


次(七座山、房住山)へ行く。
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(本頁は2019年1月18日にアップしました。)