2019年ロンリーハーツ植物紀行
5月10日、姫神山リベンジと岩手山逍遥

かねてより岩手山を眺めるには姫神山が一番良いと聞いており、昨年の春にチャレンジしたが、
その時はpm2.5のせいで本意を果たせないで終わっている(記録はこちら)
その後、晩秋に新雪姿の岩手山を姫神山から見ている(記録はこちら)が、それはそれとして春の残雪姿には依然として未練があった。
5月10日はそのリベンジで再チャレンジした。早朝は靄がひどく、中腹から見た岩手山はおぼろげだったが、
山頂に着いたら、靄もだいぶ取れ、ナントカ初期の目的を遂げることが出来た。

5月10日、姫神山山頂から見た比較的スッキリ岩手山。

この日の姫神山登山の模様を簡単に報告してみる。
今回は昨年秋同様、こわ坂コースからアプローチした。朝、歩き出してすぐ見た岩手山はこんな感じ。

姫神山中腹、こわ坂コースから見たおぼろげな岩手山

カラマツの植林地に入ると、ツクバネソウの仲間は何故かクルマバツクバネソウばかりだった。

クルマバツクバネソウ(蕾)
Paris verticillata
ニリンソウ Anemone flaccida

クルマバツクバネソウは秋田では比較的珍しい種類だ(能代の七座山くらいでしか見たことが無い。こちら参照。)。
またイチゲの仲間はキクザキイチゲが少なく、ニリンソウばかりだった。

エンレイソウ Trillium smallii ミヤマエンレイソウ(シロバナエンレイソウ)
Trillium tschonoskii
日本海側では珍しい花のひとつ。

エンレイソウの仲間はただのエンレイソウ(外花被片が紫褐色や緑)の他に
ちゃんとした白い花弁(内花被片)のあるミヤマエンレイソウも多かった。これは岩手の他の山でも同じような傾向で、
秋田との違いを感じた。

スミレの仲間はスミレサイシンも有ったが、今日は圧倒的にミヤマスミレが多かった。
ミヤマスミレ(斑入りタイプ) Viola selkirkii

ミヤマスミレにビロードツリアブ カタクリ Erythronium japonicum

カタクリ咲くカラマツ林の登山道 ダケカンバの樹皮はめくれ放題

登るにつれ、カラマツの植林地はいつの間にかミズナラやダケカンバの雑木林に変わっていた。

オオカメノキの芽吹き

このコース、上の方に行くとちょっとだけ岩場が有って・・・

ヒメイチゲ Anemone debilis

アラゲヒョウタンボク Lonicera strophiophora

アラゲヒョウタンボク Lonicera strophiophora 山頂直前

アラゲヒョウタンボクなどを見て、再びカタクリの咲く坂道を登り詰めたら、
そこは頂上だった。
姫神山山頂標(1124m) 岩の陰から岩手山

姫神山山頂から見た比較的スッキリ岩手山。


こわ坂コースをピストンで下り、一本杉登山口(園地)に寄ったら、姫神山頂よりももっとクリアーな岩手山が見えた。
この日は時間が経つにつれ、ドンドン視程が向上して行った。

一本杉登山口(園地)から岩手山を望む。


ここからは桜越しに岩手山が望める。
何か面白い花も咲いてるような気がして、園地の中を巡っていたら・・・

タチツボスミレ Viola grypoceras

意外なものに遭遇。それはアケボノスミレだった。

アケボノスミレ Viola rossii


このスミレ、秋田など日本海側地方ではなかなかお目にかかれない。
姫神山は花に関しては物足りない山だが、このスミレに逢えたことで今回は凄く得したような気分だった。


次(下山後・・・)へ行く。
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(本頁は2019年7月5日にアップしました。)