早坂高原の花図鑑(3.七月下旬〜八月上旬) |
(本頁は「早坂高原の花図鑑(2.七月中〜下旬)」の続きです。)
【七月下旬〜八月上旬の花・続き】
真夏になると、高原の象徴的な花が咲き出す。
ヤナギラン Chamerion angustifolium の小群生。
2011/07/23
ヤナギラン Chamerion angustifolium
2011/07/23クガイソウ Veronicastrum japonicum
2011/07/31
早坂高原にヤナギランはあまり多くないが、クガイソウはとても多かった。
なおここのクガイソウは主たる花序の根元から小さな花序が輪状に多数つく傾向がある。同じタイプは焼石岳など奥羽山系でも見かけているが、
単にクガイソウとひとくくりにしていいものやら。
クガイソウ Veronicastrum japonicum の小群生。
2011/08/09
ノアザミ Cirsium japonicum
七月から八月いっぱいまで長期間咲く。
2011/07/16ノコギリソウ Achillea sibirica
2011/07/31
(この時期の訪問記録はこちら ⇒ 7月下旬。盛夏に向かって咲く穂花 )
東北には天然のシラカバ林は無いものと思っていたが、北上山地の北部はこの木だらけだった。
シラカバ Betula platyphylla
2011/07/31
シラカバ林下の地味な花たち。
ハエドクソウ
Phryma leptostachya subsp asiatica
2011/07/31ヌスビトハギ
Desmodium podocarpum subsp. oxyphyllum
2011/07/31
アオスズラン(エゾスズラン) Epipactis papillosa
2011/07/31オオヤマサギソウ Platanthera sachalinensis
2011/07/31
オオバギボウシ Hosta sieboldiana
林の下の他、草原にも進出していた。
2011/07/31
ゲンノショウコ Geranium thunbergii
こちらは草原に多く生えていた。
2011/07/31クルマバナ
Clinopodium chinense subsp. grandiflorum
2011/07/31
トリアシショウマ Astilbe odontophylla
2011/07/31
林の中や縁ではトリアシショウマを多く見かけたが、湿った草地にはよく似たチダケサシが多かった。場所によっては隣り合って生えていた。
後者は秋田など日本海側には無い花(個人的には信州の美ヶ原で初めて見た)なので嬉しかった。
チダケサシ Astilbe microphylla
秋田には無い花。
2011/07/31フシグロセンノウ Lychnis miqueliana
こちらも秋田には無い花。
2011/07/31
ソバナ Adenophora remotiflora
2011/08/11
(この時期の訪問記録はこちら ⇒ 真夏のシラカバ林地味花 )
カセンソウ Inula salicina var. asiatica
の群生。奥にはチダケサシ。
2011/08/09カセンソウ Inula salicina var. asiatica
2011/08/09
この高原には野生のキキョウも有った。
残念だったのは、盗掘跡を複数見つけたこと。わざわざ盗掘しなくても、ホームセンターに行けばいくらでも売ってるのに・・・。(T_T)
キキョウ Platycodon grandiflorus
手前にオミナエシ。
2011/08/11キキョウ Platycodon grandiflorus
2011/08/09
クルマユリ Lilium medeoloides
2016/08/06上から見ると、トモエシオガマのようだが、
茎の下の方にも花が付いていたので、
シオガマギク Pedicularis resupinata subsp. oppositifolia
とした。
2016/08/06
(この時期の訪問記録はこちら ⇒ (2016年)8月6日、岩手の高原花紀行 )
ヒロハノカワラサイコ Potentilla niponica
こんな場所で出会うとは思わなかった花のひとつ。
2011/08/09
再びシラカバ林にて。
タマガワホトトギス Tricyrtis latifolia
2016/07/31カノツメソウ Spuriopimpinella calycina だろうか。
個人的には初めて見た花。
2011/08/09
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(本頁は2019年3月14日にアップしました。)