早坂高原の花図鑑(2.七月中〜下旬) |
(本頁は「早坂高原の花図鑑(1.六月〜七月上旬)」の続きです。)
【七月中旬の花】
(七月)上旬のアヤメの大洪水には驚いたが、中旬になったら今度はノハナショウブが小洪水。
ノハナショウブ Iris ensata var. spontanea
2011/07/16
他にはあまり見慣れない花がいくつか。
ヤマトキソウ Pogonia minor
2011/07/16ムシャリンドウ Dracocephalum argunense
2011/07/16
ムシャリンドウを野生で見たのは今回が初めてだった。
ムシャリンドウ Dracocephalum argunense
2011/07/16
キリンソウ
Phedimus aizoon var. floribundus (Sedum aizoon var. floribundum)
2011/07/16
カワラマツバ Galium verum subsp. asiaticum f.lacteum
2011/07/16
ウツボグサ Prunella vulgaris subsp. asiatica
2011/07/16
ウツボグサも人里からめっきり少なくなった花のひとつ。
ウツボグサ Prunella vulgaris subsp. asiatica
とホタルブクロ。
2011/07/16ホタルブクロ Campanula punctata
とエゾカワラナデシコ
2011/07/16
エゾカワラナデシコ Dianthus superbus var. superbus
2011/07/16
林に踏み込んでみると・・・。
イケマ Cynanchum caudatum
2011/07/16ルイヨウショウマ Actaea asiatica (実)
2011/07/16
オニノヤガラ Gastrodia elata
2011/07/16クルマバツクバネソウ Paris verticillata
2011/07/16
エゴノキ Styrax japonica
2011/07/16
ここにはシモツケ(Spiraea)の仲間が三種有った。まず二種を。
マルバシモツケ Spiraea betulifolia
高山性フロラ。
2012/06/30シモツケ Spiraea japonica
ここでは特定の歩道脇に限定して生えているので、
レンゲツツジ同様、植栽と思われる。
2011/07/16
ここにはシモツケソウ(Filipendula)の仲間は、信州の高原に多いアカバナシモツケソウ Filipendula multijuga var. ciliata は無い。
代わりに北日本に多いオニシモツケが少数見られた。
オニシモツケ Filipendula camtschatica
2011/07/16
ノイバラ Rosa multiflora
2011/07/16ナワシロイチゴ Rubus parvifolius
2011/07/16
(この時期の訪問記録はこちら ⇒ 7月16日、今度こそノハナショウブ・・・(1) (2) )
【七月下旬〜八月上旬の花】
七月も下旬になったら、三種類目のシモツケ(Spiraea)、ホザキシモツケが咲き出した。
これは以前、北海道や日光戦場ヶ原で見かけたが、東北ではかなり珍しい。
早坂高原には今のところ割と多いが、早急に保護が必要な植物だと私は思った。
ホザキシモツケ Spiraea salicifolia の群生。
2011/07/31
ホザキシモツケ Spiraea salicifolia
2011/08/09オカトラノオ Lysimachia clethroides
2011/07/16
オカトラノオ Lysimachia clethroides の群生。
2011/07/31
(この時期の訪問記録はこちら ⇒ 7月下旬。盛夏に向かって咲く穂花 )
ハクサンシャクナゲ Rhododendron brachycarpum
一応、高山性フロラ。
2011/07/23ヒルガオ Calystegia japonica
2011/07/23
この高原の面白いところは、ハクサンシャクナゲやマルバシモツケ、ネバリノギランなど高山植物が生えている場所に、
ヒルガオやナワシロイチゴなどもろ低地性の植物が一緒に生えている点だ。次は何が出て来るか想像もつかない不思議な高原だ。
次(3)へ行く。 管理者注:本頁の写真は(`◇´)何人たりとも無断使用はまかりならん!
裏庭トップに戻る
モガ狂トップに戻る
(本頁は2019年3月14日にアップしました。)