2016年ロンリーハーツ植物紀行
6月14日、雨の八甲田・花紀行(前編)

6月14日は有給休暇をとり、八甲田山に登ってみた。
この山は過去に幾たびも山麓を通過しており、素晴らしい景色を堪能している(例えば、2008年の秋など)が、
いざ登ろうとすると何故か機嫌が良くない。初回は約30年前、酸ヶ湯から入り、大岳山頂に立つものの濃霧で視界ゼロ、
二回目、昨年夏は雨がひどくて登山口付近で撤退(その後は竜飛崎に向かう)
今回は山麓から前衛の田茂やち岳が見えたので何とかなるだろうと念じつつ、ロープウェイに乗った。
しかし山頂公園駅から先は終始、しょぼ降る雨の中を歩くことになる。
それでも花はいっぱい咲いてた。カメラが濡れて故障しなかったのは不幸中のさいわいだった。
田茂やち岳から見た赤倉岳方面

アオモリトドマツ(オオシラビソ) Abies mariesii マイヅルソウ Maianthemum dilatatum

ミヤマスミレ Viola selkirkii コヨウラクツツジ Menziesia pentandra

ミツバオウレン Coptis trifolia

ツマトリソウ Trientalis europaea 赤倉岳の山頂付近。
黄色い花はオオバキスミレ Viola brevistipulata だろう。

赤倉岳、井戸岳の山頂付近はガスで何も見えなかった。

稜線上に咲く花たち
イワカガミ Schizocodon soldanelloides 特に赤みの強い株

イワカガミ Schizocodon soldanelloides とミヤマキンバイ Potentilla matsumurae

ミヤマキンバイ Potentilla matsumurae ホソバイワベンケイ Rhodiola ishidae

今回の八甲田山で最も楽しみにしていたのはミヤマオダマキの花だ。
この花は秋田や山形の高山では見られない(とされている)。
もしかしたら有るのかもしれないが、一般的な登山道を歩く限り、出会うことはない。
東北地方では早池峰山に豊富だが、もう一箇所八甲田にも有ると聞く。
ここしばらく野生のものは見てなかったので、今回は是非にと思っていたが、
それは赤倉岳の山頂付近にポツリと咲いていた。
秋田駒ならばコマクサ、鳥海山ならチョウカイフスマが生えるようなガレ場にそれは有った。
ミヤマオダマキ Aquilegia flabellata var. pumila はまだ蕾ばかりだったが、特別に早く咲いたひと株。
周りの緑葉はイワブクロ Pennellianthus frutescens

ミヤマオダマキ Aquilegia flabellata var. pumila の蕾。
井戸岳の南斜面には群生していた。
イワブクロ Pennellianthus frutescens の蕾

稜線の岩場にはイワウメのマットが。
イワウメ Diapensia lapponica var. obovata


イワウメ Diapensia lapponica var. obovata コメバツガザクラ Arcterica nana


コメバツガザクラ Arcterica nana
コメバツガザクラは他の高山でも岩場などでよく見かけるが、こんなにびっしり花が咲いたものは初めてだ。


次(後編)行くよ〜
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(本頁は2016年7月16日にアップしました。)