7月14日、大深湿原も訪ねてみた。 |
(本頁は「7月14日、南八幡平・大深岳、源太ヶ岳へ。」の続きです。)
大深岳山頂からなだらかな北斜面を下って行くと、その先に素晴らしい場所がある。
そこは八幡平山域でも最高の花スポット(花の種類も量も多い)と言える湿原なのに、ちゃんとした名前が無い。
これはちょっと可哀そうというか失礼ではないかと思い、fb上で訊ねてみたら、正式名称ではないが、地元では「大深湿原」と呼ばれているとのこと。
よって本頁では「大深湿原」として話を進める。
なおこの場所を訪ねるのは今回で二回目。初めて来たのは約一ヶ月前の6月18日(こちら)。
大深湿原北部のながめ。
奥に見える山は諸桧岳や八幡平。
ニッコウキスゲとコバイケイソウ
コバイケイソウ ハクサンチドリ
ここには好い水場がある。
水場 オオバミゾホオズキ
モウセンゴケ フキユキノシタ
水場から奥(分岐点)の方に少し進むと、カラマツソウやコバイケイソウがびっしり茂る斜面が現れた。
カラマツソウとシナノキンバイ
何やら大型の黄色い花が混じっている。
シナノキンバイ シナノキンバイ
シナノキンバイだった。ポピュラーな高山植物のひとつだが、
何故か東北では珍しく、私の知る範囲では八幡平と焼石くらいでしか見たことが無い。
他には・・・
ムシトリスミレ イワカガミ
さらに進むと、少し乾いたところには・・・
アオノツガザクラ
アオノツガザクラ エゾツツジ(蕾)
チングルマ
意外な場所でのエゾツツジとの出会いに驚く。
お花畑を抜け、アオモリトドマツの疎林に入ったら、シラネアオイがまだ咲き残っていた。
シラネアオイ
ヒロハユキザサ モミジカラマツ
道の両側には、「モミジカラマツロード」と呼びたくなるくらいモミジカラマツがいっぱい咲いていた。
林を抜けたら、再びコバイケイソウの小群生。
コバイケイソウ マルバシモツケ
この通り、大深湿原は花の種類、量ともに凄い場所だったが、
約十日後に訪ねた方の話では、ニッコウキスゲの花が多くなり、キンコウカも咲き出し、更に賑やかになっていた。
また東北ではここと早池峰山にしかないとされるミヤマアケボノソウも咲き出していたとのこと。
小一時間ほどで朝に通った湿原(お花畑)分岐点に到着。ここのダケカンバは凄い樹形だった。
湿原(お花畑)分岐点
ここから先は朝、登って来た森林の道をひたすら下って行く。
次(鳥海山)へ行く。 管理者注:本頁の写真は(`◇´)何人たりとも無断使用はまかりならん!
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(本頁は2018年8月31日にアップしました。)