月山の花図鑑4.弥陀ヶ原、いにしえ編 |
(本頁は「月山の花図鑑3.晩夏〜編」の続きです。)
本編では弥陀ヶ原湿原で見られる花と1980年代終わり頃に撮った古い写真を列挙してみる。
【弥陀ヶ原の花】
弥陀ヶ原は羽黒コースの八合目付近に広がる高層湿原だ。
この湿原には、湿性植物以外に高山植物も多数降下している。
よって羽黒コースは最初から高山のお花畑を歩いているような気分になってしまう。
弥陀ヶ原の池塘越しに月山を望む。
2016/07/23
ヨツバシオガマ Pedicularis japonica
山頂や稜線に多いが、弥陀ヶ原にも降下している。
2015/07/05イワイチョウ Nephrophyllidium crista-galli
こちらは雪田性の高山植物だが、弥陀ヶ原にも多い。
2015/07/05
ミズバショウ Lysichiton camtschatcense
雪消えの遅い場所では七月でも新鮮な花が見られる。
2015/07/05トキソウ Pogonia japonica
こちらは夏の花。手前の蕾はキンコウカ。
2015/07/05
真夏になると・・・
オオコメツツジ Rhododendron tschonoskii subsp. trinerve
2016/07/23
オゼコウホネ
Nuphar pumilum var. ozeense
2016/07/23オゼコウホネをアップで。
2016/07/23
オゼコウホネは、ネムロコウホネの柱頭が赤くなった変種とされる。
尾瀬以外には、この弥陀ヶ原や北海道、秋田の一部でも見い出された。弥陀ヶ原では、木道から容易に観察出来る。
キンコウカは山頂部や中腹でも多く見かけるが、弥陀ヶ原の群生にはいつも圧倒されてしまう。
キンコウカ Narthecium asiaticum の群生。
2016/07/23
コバギウシ Hosta sieboldii
2016/07/23ニッコウキスゲ(ゼンテイカ)
Hemerocallis dumortieri var. esculenta
2016/07/23
弥陀ヶ原の池塘越しに鳥海山を眺める。
2016/07/23
モウセンゴケ Drosera rotundifolia
2016/07/23エゾオヤマリンドウ
Gentiana triflora var. japonica subvar. montana
2014/09/21
秋は草紅葉。
キンコウカの草紅葉。
2014/09/21
【いにしえの月山の花シーン】
1980年代の終わり頃、リバーサルフィルムで撮った写真を少し復刻してみた(色調など一部修正済み)。
当時の山頂部にはクロユリがいっぱい咲いていた。
ミヤマウスユキソウの群生地。
一緒に生えているのは、ミヤマシオガマ、イワカガミ、ホソバイワベンケイ、ハクサンシャジン(芽出し)など。
1987/06/28
ミヤマウスユキソウ(ヒナウスユキソウ) Leontopodium fauriei
1987/06/28
ミヤマクロユリの群生地。一緒に咲くのはミヤマキンバイ。
1987/06/28
ミヤマクロユリとミヤマキンバイ。
1987/06/28
ミヤマクロユリとハクサンイチゲ。
1987/06/28
ミヤマクロユリ Fritillaria camtschatcensis var. keisukei
1987/06/28
ミヤマシオガマ Pedicularis apodochila とホソバイワベンケイ。
1987/06/28
ミヤマシオガマとウズラバハクサンチドリ。
1987/06/28
トウヤクリンドウ Gentiana algida
1987/08/02ハクセンナズナ Macropodium pterospermum
1989/08/19
アラシグサ Boykinia lycoctonifolia
一緒に咲くのはミヤマキンポウゲ。
1987/08/02
ミヤマコゴメグサ Euphrasia insignis
1989/08/19
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(本頁は2019年1月20日にアップしました。)