2016年ロンリーハーツ植物紀行
7月16日、キヌガサソウを探して月山へ

山形県の月山には昨年、4回も登ったが、今年はまだ行けてなかった。
山そのものは高いところまで文明の利器を使え、登りやすいものの、
秋田市から日帰りで往復するのは登山口までの距離がありすぎてけっこうしんどい。
今回はたまたま7月中旬、社用で山形市に行く機会があったので、その帰りに寄ってみようと考えた。
ただしこの時期は有名な黒百合や個人的に好きなミヤマシオガマの花は終わっているし、ミヤマウスユキソウも残っていても、花は古くなっているだろう。
かといって真夏以降の花たちには少し早いので、お花見としては中途半端なものになりそうだ。
しかし今年は今回を逃すとなかなか行けない。ここで過去に見たキヌガサソウをふと思い出した。
30年以上も昔の話だが、7月に月山山頂から装束場経由で湯殿山神社に下った際、途中の彼方此方でキヌガサソウが咲き乱れていた。
今もそれは残っているのだろうか。ネットで検索したところ、何件かヒットした。群生としては小さなものばかりだったが、まだ有ることを確認。
しかも時期的にもまだ花に間に合いそうな雰囲気だった。
今年は当初、神室山(秋田山形県境)に日本一の大群生を見に行くつもりで準備していた。
しかし、いざその時期(6月上〜中旬)になったら、天候、体調ともに悪くなり、断念せざるを得なかった。
八幡平方面も時期を逸してしまったため、今年はキヌガサソウを見ない年になるのかなと諦めかけていたが、
月山に最後?の望みを託すことにした。

で結果は


ご覧の通り、だいぶ古くなっていたが、会うことが出来た。

なお今回、生育地の装束場には、姥沢口のリフトを使い、姥ヶ岳の山頂を経由、金姥から下るルートを用いてアクセスした。
帰りは(クルマが姥沢に有るので)同じルートを登り返した。
装束場から品倉尾根と湯殿山神社を望む。

昔、月光坂でも見た記憶があったので
鉄梯子を途中まで降りてみたが、今回は見つけられなかった。
湯殿山ルート名物の月光坂・鉄梯子

浄身川

近くで見かけた他の花たち
ミヤマカラマツ Thalictrum filamentosum var. tenurum オオバミゾホオズキ Mimulus sessilifolius

これはクロクモソウ Micranthes fusca var. kikubuki
だろうか。
浄身川の一流

キヌガサソウをもう一枚。

装束場から金姥までの間に見かけた花たち
ニッコウキスゲ
Hemerocallis dumortieri var.
esculenta
ベニバナイチゴ Rubus vernus

いわゆる「雪田」とも呼ばれる場所には特有の花が生えている。
チングルマ Geum pentapetalum
バックの白い小花はヒナザクラ Primula nipponica

アオノツガザクラ Phyllodoce aleutica ヒナザクラ Primula nipponica

ミツバノバイカオウレン(コシジオウレン)
Coptis trifoliolata
ゴゼンタチバナ Cornus canadense
こちらは雪田ではなく、
樹林帯の登山道脇などやや乾いた場所で見た。

チングルマ Geum pentapetalum とイワカガミ Schizocodon soldanelloides

ウラジロヨウラク Menziesia multiflora ウズラバハクサンチドリ
Dactylorhiza aristata f. punctata

金姥の稜線が近づくと大きな花のウツボグサが多くなってきた。
タテヤマウツボグサ Prunella prunelliformis

金姥の分岐付近


行くよ〜
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(本頁は2016年8月14日にアップしました。)