2015年ロンリーハーツ植物紀行
こちらも早すぎたか。6月7日。月山。(弐)

月山山頂南面には広大華麗なお花畑があるが、さすがに今の時期はまだ寒々とした状況だった。
ハクサンイチゲも枯草の間からようやく咲き出したばかり。

花が一輪しかつかないイチリンハクサンイチゲ(チョウカイイチゲ)も有ったが、
花の数以外、ハクサンイチゲと区別出来ない。
イチリンハクサンイチゲ(チョウカイイチゲ)
Anemone narcissiflora var. japonica f. japonomonantha
今回、見つけた
ミヤマクロユリ Fritillaria camtschatcensis var. keisukei
の蕾
月山は黒百合の咲く花とのイメージがある。
今回、久々に初夏に登ったので昔見た場所を探してみたが、さっぱり見つからなかった。絶滅しちゃったのかな。
一株だけ見つけたが、まだ蕾は固かった。
 【昔、見た黒百合の園】
ミヤマキンバイとクロユリ
1987/06/28

同じく月山だけに限った花では無い(他には早池峰、焼石岳、船形山などにも有る)が、昔、初夏に登った時はミヤマシオガマがいっぱい咲いてた。
その時に見た強烈なマゼンタはいまだに瞼の裏に焼きついている。
ミヤマシオガマとホソバイワベンケイ
1987/06/28
こちらも一所懸命探してみるが、 (´π`; 見つからない。
それでも下山時、紫灯森付近で咲きかけたのを二、三個見つけた。
こちらは明らかに早すぎたようだ。
今回、見つけた
ミヤマシオガマ Pedicularis apodochila
山頂からの眺め
西斜面と庄内平野

麻耶山方面の山並みと遠く粟島。

イワウメ Diapensia lapponica var. obovata
山頂部では珍しく平らな場所に咲いていた。
東側は
オモワシ原と新庄盆地

月見ヶ原と葉山

月山には小さなエーデルワイス、ミヤマウスユキソウが多い。
ミヤマウスユキソウ(ヒナウスユキソウ) Leontopodium fauriei
これも初々しかったが、他にも・・・
ヒナザクラ Primula nipponica ショウジョウバカマ Heloniopsis orientalis

ミツバノバイカオウレン(コシジオウレン) Coptis trifoliolata エゾイチゲ(ヒロハヒメイチゲ) Anemone yezoensis
このイチゲは北海道だけと思っていたが、本州では月山で見つかっている。
今回、遭遇できるとは予想もしてなかった。
月山は高山植物が豊富な山だが、鳥海山におけるチョウカイフスマやチョウカイアザミのような固有種は残念ながら無い。
ミヤマクロユリは珍しいが、それは東北での話であり、中部山岳に行けばいっぱい咲いている。
エゾイチゲは北海道で見られるイチゲの仲間で本州には無いものとされていたが、月山にだけは生えていた。
こちらの方が黒百合よりも希少価値があるかもしれない。しかし小さく地味な植物なので見過ごされやすい。なお月山にはよく似たヒメイチゲも有る。

さて、下山に当たり、再び朝日連峰の大観を。
太陽の角度からして午後には見えにくくなるものと思っていたが、どうしたんだろう。更に澄み切って来たような感じだ。
カジ小屋跡地付近から眺める。

左から、小朝日岳、大朝日岳、中岳、西朝日岳、竜門山、寒江山。

朝日連峰越しにまた別の白い山並みが。
竜門山、寒江山の奥に飯豊連峰。
これは飯豊連峰に違いない。

以東岳

ところで今回は北の方の眺め、特に鳥海山を報告していない。
理由はご覧の通り、鳥海山にだけ執拗に雲がまとわりつき、よく見えなかった。
こういった現象、月山は晴れているのに鳥海山は雲隠れはよく経験している。昨年の秋もそうだった。月山と鳥海山では雲の列が違うようだ。
それでも今日は姥ヶ岳近くまで降りてきたら、雲が取れてくれた。
その後はよく見えるようになった。
酒田みなとIC付近より見た鳥海山
秋田県に入っても・・・。
にかほ市郊外より。

 (´π`; 今回のレポートは月山なのか鳥海山なのか(はたまた朝日連峰なのか)わからなくなってしまったが、これにておしまい。

行くよ〜
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(本頁は2015年6月28日にアップしました。)